完璧主義 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・wikipediaより
完璧主義(かんぺきしゅぎ, Perfectionism)とは、完璧な状態を目指す考え方や、精神状態のことである。

このような思想を持ったものや、そのような心理状態の者を完全主義者、もしくは完璧主義者(perfectionist)と呼ぶ。その程度によっては、精神医学では精神疾患のひとつともされることも多い。
概要 [編集]参加する活動が重要度の低い活動や娯楽であっても、自分なりの最高峰・理想を作り追い求める傾向にある。

具体的な例としては、以下のようなものがある。

テスト等点数化できるもので、90点や95点でも満足せず、100点を目指す。
芸術(音楽、小説)などの作品を、ほどほどの程度で世に送り出すということをせず、あくまで自分が納得する状態にまで仕上げることにこだわる。
人生設計の上で理想の仕事を具体的に考えるのだが、ひとつに絞ってしまい、他は受け入れない。

メリット [編集]鉄道や航空などの輸送機関の運行など、わずかなミスが大量の人間の人命にかかわるような業務では、職員を場面限定的に「完璧主義的」な状態に誘導すると、それなりに安全性に寄与することが知られている。完璧主義は、物事に対する妥協を徹底して排除するので、職人などにそのような気質をもった人を採用し、職域がひどく限定されていて、かなりルーチン的な仕事につかせると極めて高い品質が実現されることもある。[1]


問題点と症候群 [編集]自身の理想に追いつけず、妥協も出来ないまま悩みとして抱え込むケースも多い。

完璧主義の人は、完璧にこだわっているわけだが、当人の人生全体を大局的に見ると、本人がこだわって目指している状態とは正反対に、人生が破綻してしまっている人も多い。

また、様々な精神病理を引き起こすことが多いことが知られている。

例えば、完璧主義の人間には、先延ばしの泥沼に落ち込んでしまう人もいる。「完璧にできるようになるまで人前で(評価する人の前で)見せたくない」「完璧な点数がだせるようになるまで○○に参加したくない」などという思いにとらわれて、最初の一歩が踏み出せなくなるのである。

結果として経験や練習することが少なくなり、なかなか技量が上がらず、本当の実行の段階には永久に移れない、といった悲劇も起きる。

また、他のもっとおおらかな人たちが、たとえ質が低くても気にせず気軽に第一歩を踏み出し、失敗することすら楽しみながら経験を重ねて、結果として無事に技量を上げてゆくのを、完璧主義者は指をくわえて眺めつづけて、自分自身を責めることになることも多い。

完璧主義者は大局的に見ると生産性が落ちることが多いことも知られている。すなわち、局部的な完成度の高さにこだわるあまり、大局的な状況を見失ってしまい、大局的な生産性が落ちてしまうような行為の選択をしてしまうことが多々ある。

認知療法を創始したアルバート・エリスは、すべてのことを完璧に実行しようとする心理を「非合理信念」と呼んだ。

昔から、全てを完璧にやり遂げる事が求められていると思い込んでしまう人はいる。

だが一般に、いまだかつて全てのことを完璧にやりとげた人間などはいない、と言われている。現実を冷静に見つめることができるならば、そうなのである[2]。

実際には、人間の人生にはどうやってもできないことは多々あり、そういう場面では、自分にはやれないということを理知的にも心理的にも受け入れることが大切であり、大半の人はそれをうまく受け入れることで精神的・物理的な破綻を回避している。

ところが、完璧主義者はそれを受け入れることができず、自分で自分を心理的に追いつめていってしまい、行動としても破綻してしまう。

確かに、一部の人(教師、上司、親など)が追い詰められて他人にヒステリックに完璧を求めたりすることがあるが、たいていの人は、そういう要求を話半分に聞いたり、適度に聞き流したり、聞いたフリだけして要領よく切り抜けることで、完璧主義に陥らないようにしている。

完璧主義者は、自己嫌悪に陥る人が多い。また、強迫性障害、摂食障害などを併発する人も多い。