ケージ蛋白質からの鉄イオン放出に関する無線周波数磁界の効果 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・生物電磁学会誌 2009 年(発表されることが決定した論文で、巻・号・ページ
は未定) Bioelectromagnetics 2009
ケージ蛋白質からの鉄イオン放出に関する無線周波数磁界の効果
著者:セスペデス.O 、上野照剛
所属:応用量子物理部門、工学研究院、九州大学、福岡、日本
(アブストラクトのみ翻訳)
鉄ケージ蛋白質であるフェリチンには、鉄イオンの酸化と吸収とによって形
成される過剰磁界の水和第2鉄のナノ粒子が含まれている。

交流磁界に曝された時に、このナノ粒子は磁化の遅れに伴って内部エネルギーを増加させる。

そこで、エネルギーはその作用をしながら、まわりにある蛋白質のケージ(訳注:かご状のもの)へと分散される。

この論文で我々は、光学標識としての糖鉄物質を持つ鉄のキレート化(訳注:環状構造の化合物になること)の割合がその蛋白質で3 倍にも増加することを見出した。

この蛋白質は、それ以前に数時間にわたり1MHz で30μT の無線周波数磁界に曝されていた。

この効果は非熱効果であり、磁界の周波数・大きさに依存していた。
キーワード:無線周波数磁界効果、鉄ケージ蛋白質、鉄放出、フェリチン、過
剰磁界ナノ粒子
(翻訳:荻野晃也 2009.4.27)