ヘルシンキ決議 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:VOC-電磁波対策研究会 VOC-EMF Measures Research Association
http://homepage3.nifty.com/vocemf/
http://homepage3.nifty.com/vocemf/link1.1.html

・2005.1.1
ヘルシンキ アピール2005
欧州議会のメンバーへ
私たち、署名した医師と研究者は、電磁場、とくに電波・数波波周波数帯へ
十分に適応されていない予防原則に大きな関心を寄せている。
無線技術の新しい装置は、健康リスクの可能性を報告する条件を満たした科
学的報告書が多数あるにもかかわらず、絶えず導入されている。

いくつかの研究によると、細胞研究と動物研究の両方で、携帯電話とほかのRF 放射線が脳血流関門の浸透性を増やすような、さまざまな障害を引き起こすことができる。
EEG(脳電計)や認識機能、細胞タンパク質の生成でも異常が報告されている。
ステファン・ローンと、共著者としてスウェーデンの有名なアンダース・アールボム教授による最近の疫学研究は、聴神経腫(耳の神経腫瘍)のリスクが携帯電話を使用して10 年後に3 倍以上に増えるかもしれないと示唆している。
残念ながら、一般的な健康に関するこれらの障害の結果は解決していない問
題である。

これは非常に重大な関心事だ。
ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)の現在の安全基準は、熱効果でおき
るものを除いて、非電離放射線によって起きる生物学的影響を認めていない。
最近の科学的情報の発見では、ICNIRP に認められた基準は時代遅れになり、否定されるべきだ。

とくに子どもとその他のリスクを受ける人々は、制限が再評価される際に、考慮されるべきだ。

これは、3000 人以上のヨーロッパの同僚が署名した2002 年のフライブルグアピールでも示唆されている。
私たちは、欧州議会のメンバーであるあなたたちに対して、欧州連合におい
て新しい安全基準の採択について迅速に活動するよう訴える。
その他の重要な懸案は、REFLEX 研究(敏感な試験管内実験で弱いエネルギーの電磁場被曝から潜在的な環境中の危険要因のリスク評価)考慮に入れる。

これは、ヨーロッパの大学やその他の研究機関において12 の研究チームによって行われた。

たとえば、REFLEX 研究は、携帯電話電磁波の遺伝子毒性の影響の証拠を示した。

EU は部分的に、REFLEX に研究資金を提供した。

この研究は科学的雑誌に発表されていないし、再び資金提供を受けていない。

REFLEX 研究が継続されることは、絶対に必要だ。

しかし、そのプロジェクトは、非熱効果をもっと目標にして、非熱効果、生物学の分野ですでに働いている研究者を含むべきだ。
欧州共同体は、新しいREFLEX 計画の再資金提供を解決する迅速な方法をと
るべきだ。
出典:http://www.elektrosmognews.de/news/20050101_Helsinki_Appeal.pdf
(翻訳:加藤やすこ、2009.10.30)