カタニア決議 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:VOC-電磁波対策研究会 VOC-EMF Measures Research Association
http://homepage3.nifty.com/vocemf/
http://homepage3.nifty.com/vocemf/link1.1.html


・カタニア決議
2002 年9 月
カタニア市、ウィーン大学、ISPEL(イタリア国立予防・労働安全研究所)に
よって構成され、2002 年9 月13-14 日、カタニア(イタリア)で開催された国
際会議「電磁場に関する調査の状況-科学的・法的争点」で、科学者たちは下記に同意する:
1. 疫学と、生体内と試験管内の実験的エビデンスは、電磁場(EMF)の存在が
誘発する影響を証明する。そのうちのいくつかは,健康に有害だ。
2. 弱い(低い強度の)EMF は組織に相互作用することができないと示唆する理論に、私たちは異論を唱える。
3. EU による被曝勧告と、現在のICNIRP とIEEE のガイドライン以下で発生
するEMF が誘発する影響について、信頼できそうなメカニズムの説明がある。
4. エビデンスの重さは、予防原則に基づいた予防的対策を求める。時々、予防原則は、慎重なる回避と慎重な使用を伴うだろう。
5. 私たちは、生物学的影響と物理学的影響について知見のギャップがあること、そして、さらなる独立した研究が必要とされるEMF に関わる健康リスクがあることを知っている。
6. 下記に署名した科学者は、EMF から公衆衛生を守るために、そして予防原則に基づいたリスク・コミュニケーションとマネージメント、予防、アセスメン
トの方策と科学的根拠を開発するために研究をする国際的な科学委員会を設
立することに同意する。
フィオレラ・ベルポッジ、ラマッツィーニ財団, イタリア、ボローニャ、
カール・F・ブラックマン、生物電磁気学会代表(1990-1991),アメリカ、ローリー
マーティン・ブランク、コロンビア大学生理学部、アメリカ、ニューヨーク
エミリオ・デル・ジウディス、フィスシカ原子国立研究所(INFN)、イタリア、
ミラノ
リヴィオ・ジウリナーニ、カメリーノ大学-ISPESL*,イタリア、ヴェネツィア
セッティミオ・グリマルディ、神経生物学と分子医学のCNR 研究所
レナート・ハーデル、大学病院、腫瘍学部、スウェーデン、オルベロ
ミハエル・クンディ、ウィーン大学環境衛生研究所、オーストリア
ヘンリー・レイ、ワシントン大学生物工学部、アメリカ
エイブラハム・L・リボフ、オークランド大学物理学部、アメリカ
ウォルフガング・ロイシャー、獣医学校、薬理学・毒物学・薬物学部、

ドイツ、ハノーバークジェル・ハンソン・マイルド、ワーキングライフ国立研究所、スウェーデン、ウメアウィルヘルム・モスゴエレル,ウィーン大学ガン調査研究所、オーストリアエリフ・D・リヒター、ヘブル大学ハダッサー、職業・環境医学部、イスラエル、エルサレムウンベルト・スカパッジーニ、カタニア大学、神経薬理学、イタリア、欧州議会調査委員会のメンバースタニスラウ・スジミジェルスキー、衛生学・疫学軍事研究所、ポーランド、ワルシャワ
* =イタリア国立予防・労働安全研究所
出典:
http://www.plattform-mobilfunk-initiativen.at/deutsch/CATANIA_de.pdf
(訳:加藤やすこ、2009.10.27)