・Ⅴ.結論
・ 私たちには、「いつも通りのビジネス」をする余裕はもう無い。新しい送電線を計画する時、そしてそれらの周辺に家、学校、その他の居住施設を計画する時、低いELF環境のための慣例的な準備が行なわれる時が来た。新しい無線機器を、いつも通りのビジネスで配置することは、社会が限度値についてすぐに啓蒙的な決定をしなければ、変更するのが難しく、リスクがあるように見える。新しい無線技術に関わるRF 被曝のどのレベルが受け入れられるのか、明確にするために研究を続けなくてはいけない。しかし、更なる研究が明日の生活と社会の混乱、金銭を守る実際の変化を、今日、妨げ、遅らせてはいけない。
・ ELF の新しい規制限度値が正式に認められる。
ELF 限度値は、病気のリスクを増やす小児白血病研究で結びつけられた被曝レベル以下に合わせ、付加的な安全要因を加えるべきだ。
危険性があると確定されたELF 環境(通常2mG以上のレベル)に人々を曝す、新しい送電線や電気設備を建てることは、もはや受け入れられない。
・ 新しいELF 限度値が作られ実行される間、合理的なアプローチは、全ての新しい、または増設する送電線に近い居住空間用に計画する限度値は1mGで、それ以外の新しい建築物の限度値は2mGだろう。
子どもや妊娠した女性がいる居住空間用に1mGの限度値が設けられることも勧告される。
この勧告は、自分で身を守ることができない子どもたちや、規制行動の引き金になる伝統的に十分に高い率で小児白血病のリスクを持つ子どもたちのために、防護の高い責務が求められるという前提に基づいている。
この状況はとくに、居住空間に1mGの限度値が適用される範囲を広げることを保証する。
この場合の「制定」は、おそらく、関連する健康機関からの公式な公開された報告を意味する。
・ 短期間で、現在ある全ての電気配線システムを再建するのは現実的ではないが、とくに子どもたちが過ごす場所で、これらの現存するシステムから被曝を減らす処置が始められ、奨励されるべきだ。
・ 屋外の累積的なRF 被曝について、0.1μW/㎠(約0.614V/m)の予防的限度値が採用されるべきだ。
これは現在のRF 科学と慎重な公衆衛生上の対応を反映する。
それは、人々が暮らし、働き、通学する場所でのパルス波のRF(環境)被曝について正当に定められるだろう。
RF のこのレベルは、全身被曝として経験され、携帯電話やペイジャー、PDAやその他の無線周波数電磁波の発生源に関する音声やデータ送信の無線サービスエリアのある場所で、人々を慢性的に被曝させる。病気に関する数多くの個々の事例に基づく報告といくつかの研究が、これよりも低いレベルで報告されてきた。
しかし、この目標レベルは今のところ、そのような設備の最も近くにいる人々の、もっとも不釣り合いな負荷をいくらか防ぐことができるだろう。
このRF 目標レベルは、WI-FI 技術の更なる新製品の公開を妨げないが、私たちはWI-FI に変わって有線が、とくに学校や図書館で設置されることも勧める。
子どもたちは、潜在的な健康影響についてもっと多くのことがわかるまで、子どもたちが上昇するRF レベルに影響を受けないようにするためだ。
この勧告は、一時的な予防的限度値として理解されるべきだ。予防的行動が導かれることを意図しており、将来はさらに用心深い限度値が必要とされるだろう。
(訳:加藤やすこ 環境ジャーナリスト、VOC-電磁波対策研究会代表)
runより:長い記事にお付き合いありがとうです((。´・ω・)。´_ _))ペコ
電磁波が人体に悪影響を与えてるのは間違いないにも関わらずどんどん増える電波、電気使用量、もうすぐ大被害になるのではないだろうか?