電磁波(ELF とRF)の公衆被曝基準の論理的根拠12 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・G. 電磁場を考えるもう一つの方法:治療的使用
一定の種類の電磁場治療が実際にケガを治すことができると知ると、大勢の人が驚く。
骨折を治すのを助けるために、皮膚や皮下組織のケガを治すために、痛みや腫れを減らすために、そして、その他の手術後の必要性から、特定の方法で電磁場を使う医学的治療がある。

電磁場被曝のいくつかの形は、うつ病を治すために使われた。
電磁場は、現在の公衆被曝基準より遥かに低いエネルギーレベルで、病気の治療に有効性があることを示してきた。

これは明らかに疑問につながる。科学者は、体を治すことを証明する電磁場治療を利用する一方で、電磁場被曝の有害影響をどのように議論することができるのか?
医学的状態は、現在の公衆衛生基準より低いレベルの電磁場を使って治療に成功した。

これは、体が弱い電磁場信号を認識し、反応することを証明する方法の一つだ。そうでなければ、これらの医学的治療は働くことができない。

FDA(訳注:米国食品医薬品局)は電磁場の医学的治療装置を承認しているので、明らかにこの逆説に気づいている。
監督して治療を行なう電磁場被曝とは対照的に、電磁場へのランダムな被曝は、薬局の薬が管理されずに使われる有害性につながるだろう。この証拠は、無計画の電磁場被曝が、おそらく悪い考えだという強い警告を形成する。
医学的治療と病気の予防における薬物の使用が、一般の人々、とくに子どもにランダムに与えられることを勧める人はいないだろう。

けれども、ランダムで不本意な電磁場被曝が、日常生活の中でいつも起きている。
電磁場被曝の蓄積や被曝の潜在的に有害な組み合わせを考えない、日常生活にある多様な被曝発生源の結果が、いくつかのことを示している。

第一に、被曝していない人を見つけることがほとんど不可能なので、治療研究を行うことが非常に難しい。

第二に、病気のある人、無い人は、多様で重なり合う被曝状況に置かれている――被曝状況は人によって異なる。
ちょうど、電離放射線が病気の診断とがんの治療に効果的に使われているように、異なった被曝状況下で電磁波はがんの原因にもなる。

電磁場は病気の原因になるし、病気の治療にも使われる。

公衆被曝基準が電磁場被曝の生物学的効能に関する私たちの現在の知識を反映すること、そして、将来の被曝を防ぐ方法と、新しい公衆安全限度値を作ることは、生命に関わる重要事項だ。