・●調査の方法と結果
今回の調査は、300g程度の小さな缶ミルクを購入し、95℃のお湯に30分間放置した場合と、常温で(20℃)ヘプタンに60分放置した場合の2条件で、BPAの溶出があるかどうか分析しました。溶出試験の結果は表のとおりです。
わずかですが、3社の缶からBPAの微量の溶出を確認しました。ただし、粉ミルク各社が缶からの溶出の目安としている、1~5ppbよりは十分の一程度以下の溶出しか確認できませんでした。
●今後の取り組み
今回の調査結果からは、粉ミルクにまでBPAが移行することはないと判断されますが、溶出試験の実施と並行して、粉ミルク各社に缶の素材とBPAの使用、溶出するかどうかについて質問状を出しました。
5社から回答が返ってきましたが、明治からは回答がありませんでした。
大きな缶しか販売していない2社については、これから溶出試験を行う予定です。
質問状の回答と溶出試験の結果については、あらためてご報告したいと思います。
図をクリックして拡大してご覧下さい((。´・ω・)。´_ _))ペコ