・wikipediaより
再発性多発軟骨炎(さいはつせいたはつなんこつえん、
英 relapsing polychondritis)は、原因不明の軟骨の肥大を来たす慢性疾患である。
膠原病類縁疾患、自己免疫疾患のひとつで、全身の軟骨に炎症をきたし、その名のとおり寛解と再発を繰り返す。
日本での正確な統計はないが、アメリカ・ミネソタ州ロチェスターでは年間100万人当たり3.5人が発症するという。初発症状は耳介の痛みやはり感であることが多いが、症状や病変部位は患者によって多彩である。
そのほか関節、気管軟骨、目、鼻、皮膚などに傷害が発症する。
有用な検査はあまりなく、診断は臨床的になされるが、病変部位の病理学的所見は有用である。
治療にはステロイドや免疫抑制剤を用いる。
寛解と再発を繰り返すものの、心病変がなければ、死亡の原因とはあまりならない。