暖房 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・2.2.2.2.6 輸送(省略しました)


・2.2.2.2.7 暖房
床下暖房システムに伴う磁界は、構造、ケーブルの深さ、そこを流れる電流によって影響される(Allen 等、1994)。

一般的に、床面高さで最大数μT の磁束密度は、床から1m の高さでは10 分の数μT に減少する。商業施設で使用されているシステムは、床面高さで最大数百μT発生する可能性があるが、床上1m では数十μT に減少する。システムの多くはオフピーク時の夜間電気のみを利用し、日中の暖房に必要な熱容量を得る。
2.2.2.2.8 様々なELF 界発生源(商用周波数以外)
ELF 磁界は家庭の芝刈り機、草刈り機、チェーンソーなどの石油を燃料とする機器からも発生している。このような機器の使用により、ヒトの局所的ばく露は最大数百μT に達する可能性がある(EC、1996)。
携帯電話のバッテリー電流の脈動は、電話機のすぐ近くで低周波の非正弦波の磁界を形成する(Jokela、Puranen およびSihvonen、2004)。時間的経路は、電話の放射パターンに似た、ほぼ矩形パルスである(4.6 ミリ秒の周期でパルス幅0.7~1ミリ秒)。

調査した電話機(異なる7 機種)によって生じる電流は3A に達し、その装置は脳の非常に近く(約10mm)で使用されるので、その界は50μT を上回るかもしれない。
画像表示端末(VDU)からのELF 電界及び磁界への職業ばく露は、最近、配慮されるようになった。

VDU は、約50Hz から50kHz にわたる、商用周波数および高周波の界の両方を発生させる(NIEHS、1998)。

Standstrom 等(1993)は150 の事務所でVDU からの磁界を測定し、画面から50cm で測定したrms 値が低周波(0~3kHz)の範囲で最大1.2μT(平均0.21μT)、VLF(3~30kHz)の範囲で最大142nT(平均23nT)までに及ぶことを見出した。
車もまたELF 磁界ばく露源である。Vedholm(1996)は7 種類の車(うち2 つは後部座席の下またはトランクにバッテリーを備えている)のエンジンをアイドリングさせた状態で界を測定した。

左側前部座席での磁界は、複数のELF 周波数で0.5 から3.9μT、左側後部座席では0.02 から.8μT の範囲であった。

人体が存在しうる位置での最大値は、左前座席の左足首あたりで、0.24 から13μT となることがわかった。

後部座席の下またはトランクにバッテリーを備えている車において、より高い値が見られた。
ELF 磁界はまた、永久磁化された車のタイヤのスチールベルトからも発生している。車の速度によって、20Hz 以下の周波数の磁界を発生するかもしれない。

その界は、速度(タイヤの回転率)と高調波成分によって決定される基本周波数がある。

タイヤの接地面で、界は500μT を超え、座席においては最大でおよそ2μT である(Milham、Hatfield およびTell、1999)。