・wikipediaより
フルボキサミンは医療用医薬品。
抗うつ薬のひとつで、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)にあたる。
概要 [編集]
主にうつ病、不安障害、強迫性障害、摂食障害、月経前症候群等の治療薬として、日本ではフルボキサミンマレイン酸塩錠が「デプロメール®」(明治製菓)「ルボックス®」(アステラス製薬、発売当時は藤沢薬品工業)の商標で販売されている。また、後発品も多数存在する。
日本で最初に発売されたSSRIで、医師の処方が必要である。
過去のセンセーショナルな登場から、SSRIを「ハッピードラッグ」として飲む者もいるが、実際にはそのような作用はないので無意味で危険な行為である。
逆にSSRIを危険な薬として過度に警戒し、安易に服用を避けようとすることも同様である。
服用にあたっては医師や薬剤師と十分に相談し、適切な服用を心がける必要がある。
用法用量 [編集]
通常、成人にはフルボキサミンマレイン酸塩として1日50mgを初期用量として、最大1日150mg程度まで漸増し、1日2回に分割して経口投与するのが一般的である。
なお、年齢・症状に応じて適宜増減する。
1日150mgを越える量での処方で目覚ましい効果があったという日本国外の医学誌での報告がある。実際、臨床では1日200mg程度まで処方される事は多々あり、これは抗うつ薬全般の傾向である。
なお、フルボキサミンはかなりの苦味があるため、噛み砕いたり舌下で溶かして服用するのは避け、コップ一杯程度の水やぬるま湯と服用する。
フルボキサミンをはじめ、抗うつ薬は服用を開始してから効果が現れるまでにおよそ2週間から1ヶ月かかる。
特にデプロメール(ルボックス)に関しては、よく効くようになるまでは2ヶ月から3ヶ月間継続して服用する必要がある。
注意点として、主治医に無断で服用を中止してはならない。体に変調をきたしてしまうからである。