家族性高コレステロール血症 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・旭化成クラレメディカルより
家族性高コレステロール血症(FH) (familial hypercholesterolemia)

血液中のコレステロールは、たんぱくと結合して、リポたんぱくとして代謝利用されます。
このリポたんぱくのうち、LDLに含まれているコレステロール(LDLコレステロール)は動脈硬化と関係が深く、「悪玉コレステロール」とも呼ばれ、その血中濃度が高いと血管壁に沈着して動脈硬化を促進します。

またHDLに含まれているコレステロール(HDLコレステロール)は動脈硬化を抑制する働きをすることから「善玉コレステロール」と呼ばれます。


家族性高コレステロール血症は、LDLコレステロールの遺伝的な代謝障害(先天性代謝異常)のために血液中のLDLコレステロールの値が高くなるもので、黄色腫(手足の関節に脂肪の塊ができる)やアキレス腱の肥厚、角膜輪(角膜のふちにコレステロールがたまる)等の症状が特徴的に見られます。


動脈硬化で血液の流れが悪くなると、心筋梗塞、脳梗塞・脳出血あるいは腎梗塞などの動脈硬化性疾患の原因ともなります。


治療は、食事療法や薬物療法のほかに、血漿中のLDLコレステロールなどを除去する目的で血漿交換療法が用いられます。