カビキラー事件 早すぎた提訴2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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3 間違った判決

 私が負けた判決は完全に間違っていたのです。もし勝訴した側の弁護士費用は敗訴者が負担するルールだったら、私はさらに深手を負ったはずです。

私どもの消費者弁護士と違い大手メーカーの弁護士は大事務所の人が多く、その費用は高額になると聞きますと、とても恐ろしいことだと思います。

 私はこの裁判は負けるはずがないと思っていました。しかし、裁判官が世の中の動きについていけなくて、その無理解から、前例踏襲主義から抜け出せず、勝つべき被害者を敗訴させたのです。

その意味では、私の提訴は裁判所にとっては早すぎた提訴だったのかもしれません。

しかし、私の提訴がマスコミでも取り上げられ、消費者への注意喚起になったし、メーカーも製品を安全なものに改善し、新たな被害の防止に役立ったはずです。

この場合の、メーカー側の弁護士費用は、誰が負担すべきでしょうか。メーカーは私に請求できるでしょうか。裁判所は、私に払えと命じることはできるのでしょうか。

そんな不公平で正義に反したことはできるのでしょうか。
 弁護士報酬の敗訴者負担制度など導入されたら、そもそも提訴段階で、裁判官の無理解で敗訴するかもしれず、その場合メーカーの弁護士費用を払わされたらどうしよう、と考えることが必要になります。

私のような提訴はどんどんできるようにしておかないと世の中よくなりません。弁護士報酬の敗訴者負担制度など絶対に導入してはいけません。


runより:村山さんは時代の被害者と言えます。

今でも化学物質過敏症患者は非難、中傷されたりして理解してもらえません。

10年前ではなく今なら勝訴だったのではないでしょうか?