山形大學環境保全センター発表5 | 化学物質過敏症 runのブログ

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化学物質過敏症の症状
 化学物質過敏症の症状を障害臓器系統別にまとめておきます。

 障害臓器系  症状
 自律神経  発汗異常、手足の冷え、易疲労性
 末梢神経  のどの痛み、渇き
 精神  不眠、不安、うつ状態、不定愁訴
 内耳  めまい、ふらつき、耳鳴り
 気道  咽頭痛、口渇
 眼科的  結膜の刺激的症状、調節障害、視力障害
 消化器  下痢、便秘、悪心
 循環器  動悸、不整脈、循環障害
 運動器  筋力低下、筋肉痛、関節痛、振顫
 免疫  皮膚炎、喘息、自己免疫疾患

 化学物質過敏症の症状は数多く挙げられています。

表以外にも、いらいら、無気力、不眠、頭痛、目がチカチカ、視力低下、鼻がむずむず、鼻水、のどがひりひり、慢性疲労、寝汗、微熱、振戦、アトピ-性皮膚炎、咳、喘息、吐き気、腹痛、インポテンツ、冷感、ほてり、しびれなど症状は非常に多彩です。

個人差がありますが、症状は、全身のすべての臓器に出現することが推測されます。

また、喘息や皮膚炎等のアレルギー疾患の憎悪を引き起こす場合もあるようです。

 一般的には単に、目のチカチカや鼻のムズムズ、喉のヒリヒリ等の局所の刺激症状だけのことが多いようです。

この程度ではただ頑固な風邪が続いているだけと思い込む人も少なくないでしょう。化学物質過敏症という疾患の概念は、未だ十分に確定していないため、自律神経失調症や更年期障害、老化、心身症等と診断されたり、時に仮病扱いされることもあるようです。

そのため、ますます症状が悪化したり、心身症を発症することにも繋がる懸念があります。

 発症の原因は、化学物質の居室内空気汚染によるものが多いと考えられており、新築・リフォーム後に突然発症したという例が多数報告されています。

但し、発症時期とその可能性については個人差が大きく、それが原因解明の妨げにもなっているようです。

このような症状から、化学物質過敏症は日常生活にも大きな支障をきたす場合が多く、化学物質の影響の少ない環境を求め、転地療養生活を強いられている方も居られるようです。