騒音過敏症について | 化学物質過敏症 runのブログ

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騒音過敏症 初期の低音性難聴に伴う低音性の耳鳴りは、ゴーッ!とかボーッ!といった風に表現されます。
これに対し中期以降に現れる不可逆性難聴に随伴する耳鳴りは、キーン!と言った感じの金属性の甲高いものになります。高音性の耳鳴りは初期のうちは単音性のものですが、やがて更に高音性のチーン!と言った感じのものやジーッ!と言った感じの中高音性のものなどが加わるようになります。又、障害がこれらの音域全部に及んだ場合には、一挙に複数音の耳鳴りが加わるようなケースもあります。

元々人体から発するノイズは、健常時にも周囲が静まり返った環境や体調によっては、耳鳴りとして自覚される場合がありますが、感音性難聴に伴う耳鳴りでは、耳鳴りの音域には難聴が発生しているバロメーターと考えることも出来ます。

一般に耳鳴りは当該音域の聴神経の発火によるものと考えることが出来ますが、完全に失聴した場合にも残ることがあり、実際には聴神経以降に原因があると考えることも出来ます。 耳閉感はあたかも外耳道に水が入ったような感覚を覚えるもので、感音性難聴に随伴することが多いとされています。原因としては難聴によって聞こえるべき音が聞こえないためにそのように感じると説明されていますが、実際に経験をしたものにとってはなかなか素直に頷けにないところもあります。

よく引き合いに出されるものとして、航空機や列車がトンネルに入ったときなどの急激な気圧の
変化に伴う鼓膜の偏りに対比される場合がありますが、耳閉感がある状態でもこれら気圧変化による閉塞感は感知できる事から、異質なものと考えることが出来ます。これに対し実際に
外耳道に水やシャンプーの泡などを詰めてみると、殆ど耳閉感との区別がつきません。外耳道にこれらの異物が存在すると、伝音性の障害よりはむしろ鼓膜の動きが制限されることによる影響が大きいと考えられますので、やはり聞こえが低下することによってそう感じると考えられると思われます。

閉塞感をより感じるのは低音性難聴が大きな場合ですが、高音性難聴の場合もそれなりに
存在します。 内リンパ水腫による聴覚障害に付随する障害として多いものに、周囲の音に対する過敏症状があります。過敏症にはパルス状の突発音に対するものと、特定の帯域の音が特に響いて聞こえる場合など様々です。

パルス音などに対する過敏症は外有毛細胞が障害された場合に起こると言われている、リクルートメントによるものと言われており、微細な音の場合は外有毛細胞の障害のために感知できないものが、一定量以上の音響エネルギーの入力があると、急に内有毛細胞が動き出すために驚いてしまうと言うものです。 人類は狩猟生活の名残として、持続性の音よりも小枝や枯れ草を踏みしだく際に発生するパルス音には鋭い感受性を発揮すると言われていますが、このような聴覚特性がパルス音に対する過敏症を更に過敏なものにしているとも考えられます。

特定音域に対する過敏症は、冷蔵庫や洗濯機のモーター音など比較的小さな音源からの騒音が耳に響いて困るものですが、他にも感音性難聴に現れる音程の狂いやエコーがかかって聞こえるような症状などと供に、内耳 或いは 脳幹・中枢等の感覚機構に狂いを生じたために起こると考えられます。

runより:この場合は耳鼻科で治します