その28のタイトルは「感謝祭」でした。
僕が所属しているカウンセリングサービスが
2005年から行なっている年に1度のイベントです。
昨年の感謝祭 ではあろうことか、
ウチの "ゆうかちん" がゲスト出演いたしました。
そのイベントのタイトルや、
『さすが、カウンセラー!?』
VS 『え!?それでもカウンセラー?』
~カウンセラーのパートナー達による正直な告白。
でございますよ。
普段、とても立派な話をされるカウンセラーさんは、
当然、素晴らしいパートナーシップですよね?
という、何とも営業妨害になりかねない企画です。
うちの社長はいったい何を考えてるんでしょうか。
ただこれが他人ごとだと、面白いですよね。
やっぱりちょっと見たくなると思います。
生ゆうかちん。
世間の声に応える、立派な社長で困ったものです。
カウンセリングの中でも、
しばしばこんな風に言われることがあります。
「カウンセラーがパートナーだと、
ケンカも問題もなさそうでいいですよね。」
いえいえ。
皆様。
カウンセラーも、人間でございます。
すでに4コマ でも公開されていますが、
カウンセラーも普通にケンカはするんですよ。
少なからず我が家はそうです。
おそらく心を扱う仕事という特性上、
カウンセラーは相手のことが分かるから、
きっと問題にならないんでしょう?
そんなイメージがあるのかもしれません。
ちなみにカウンセラーはエスパーではないですから、
何も話さずとも全てがわかるわけではないですし、
わからないことに関しては、基本的に相手に尋ねます。
聞いていく中で、想像をしていくんです。
相手を理解しようとする部分
という点に関しては、
一般の方よりあるのは事実かもしれません。
ところがですね、
そうするとお付き合いする中で理解を深めますから、
今度は少しややこしいことになるんです。
私のことをよくわかっているはずなのに、
その態度はいったいなに?
と、こんなのが出て来たりするんですね。
そんな気持ちをぶつける時というのは、
当然かわいい態度じゃありませんから、
こちらもムッとするわけです。
素晴らしい夫じゃなくて、ごめんなさいね。
そんな風に感じてしまったりするのです。
例えばそこをグッと抑えて、
「ごめん、俺が悪かったよ」
と言ってみたとしても、
ムッとしてしまっていますから、
「全然、悪いと思ってないくせに!」
と「態度がなっていない」という部分で、
激化してしまったりします。
そんなケンカは我が家でもあるんですが、
強いて言うなら、
仲直りが早い
という辺りが、
職業柄トクをしている部分なのかもしれません。
僕はもちろんですが、一緒に過ごしてきた中で、
ゆうかちんにも心理学の知識はたくさんあります。
そうするとケンカをしてもお互いに、
仲直りをしよう
というモチベーションは高いのです。
これを可能にするのは何かと言えば、
日々の2人のコミュニケーションなんですよね。
誰かとお付き合いをするというのは、
全く別の環境や価値観で育ってきた人、
まるで違う国の人と関係をもつようなものです。
そこから一緒に暮らしたり夫婦になるというのは、
新しい国を作る
というのと同じようなことです。
ルーツが違うのでケンカや対立が起こって当然ですし、
お互いが納得のいく世界
というのを2人で作っていく必要があるわけです。
ケンカしたいカップルはいませんし、
好きだからこそ僕達は付き合います。
だからこそ争いは避けて通りたい道なんですが、
ケンカが起きてしまうということは、
2人が成長できる、
もっと良くなることができる
というポイントがあるということでもあります。
僕はカウンセラーとして仕事をしていますが、
人として完璧に成熟しているかと言えば、
そうは思いません。
夫婦関係にとどまらず、争いや対立が起きた時には、
そのまるで違う2つの国を統合していけるような、
そんな自分に成長していきたいところです。

来週もお楽しみに!
