その20のタイトルは「アイスクリーム」でした。
ダイエットに陰りが見えてきたゆうかちんは、
買って来た練乳モナカをすぐさま食べていました。
僕はと言えば冷凍庫にしまいつつ、
その日の夜に食べました。
うちのアイス事情は相変わらずです。

僕がなぜしまっておくかと言えば
「お風呂上がりに食べたい」
「蒸し暑くてたまらない夜に食べたい」
「お楽しみをとっておきたい」
といった理由があるわけでありまして、
決して漫画のキャラが「犬だから」ではありません。
物をしまう習性がないとも言いきれませんが…
さらに2人が食事をする時にですね、
僕はよく、あまり好きじゃない物から食べたりします。
嫌なものから片づけて、後はおいしく迎えたい。
そんな気持ちがあるんですよね。
この辺り、アイス事情と密接に関わってきます。
ところがです。
じゃあ「おいしくないもの」がある時に、
うちの妻、ゆうかちんはどうすると思いますか?
「うえ~、まずい」
彼女の口からその言葉が出たが最後、
その食事中、そのおかずを一切口にいたしません。
僕が「え~」というリアクションをとると彼女は
「だってまずいもん」
この一言で全てを済ませます。
何とシンプルな理由でしょう。
子供の頃というのは
「好き嫌いしちゃダメ!残さず食べる!」と、
親にも教師にも厳しく躾けられてきたものです。
僕はいまだに残すことを、
何か悪いことのように感じてしまいがちです。
なので、そんな自由な彼女を見ていると、
「むぅ…」と、
時折、無理をしている自分に気づかされます。
その一方…
お風呂あがりの蒸し暑い夜。
とっておいたアイスを1人食べられる喜びは、
格別のものです。
待って待って待って、
耐えたからこそ得られるおいしさでもあるのです。
先に食べてしまったゆうかちんは、
「いいなぁ~」
という目でじっとこちらを見つめていますが、
僕はこのおいしさを独り占めするのでした。

来週もお楽しみに!
