金曜日の夜、送別会をしてもらいました。
今いる局の人と、前に局にいた人もきてくれました。
わたしにとって、牟岐は社会人になってはじめて配属された局で、
遠いとか忙しいとか目標が大きいとか局長とか、
いやなところも少なくはなかったけど、振り返ってみると、
いやなことより楽しかったことのほうがたくさんあったように思います。
5年前、面接をしてくれた当時の副局長の吉田さんが、
「甘やかして育てすぎた。でも、今はどこに行ってもだいじょうぶ。
どこに出しても恥ずかしくない子に育ってくれたことが誇りだ」
って言ってくれて、社会人になって、はじめて人前で泣きました。
いつも「そろそろしっかりしなさい」って怒られてて、
吉田さんが、隣局の局長に昇進して牟岐を出ていった後も、電話でよく怒られていたので、
自分がしっかりしたとは思ってないけど、すごく嬉しかったです。
去年まで牟岐にいた、和田さんと浜さんも、
わたしが配属されたときのことを話しながら泣いていて、それを見たら、また涙が出ました。
新人のとき、わたしに仕事を教えてくれたのが浜さんで、
ミスしたとき代わりにお客さんのところへ行ってくれたのが和田さんです。
浜さんが転勤するときは、今まで頼りっぱなしだったぶんすごく不安だったけど、
浜さんの代わりをしよう、浜さんみたいになろうっていう気持ちが、今までわたしを支えていたと思います。
「まいちゃんのお父さんとお母さんやけんね」と言われるくらい、
娘のように可愛がってくれたので、今よりもっと遠くなるのが寂しいです。
わたしと同じ5年前に牟岐に転勤してきた小島さんは、先輩だけどすごくなかよくしてくれて、
会議や研修では「寝たら起こして」と言って並んで座るけど、
いつもいっしょくらいのタイミングで居眠りしてしまって、叱られたことがあります。
きっといちばんわたしのわがままの被害にあっていたと思うのに、
「妹みたいに思ってた」って言ってくれました。わたしもです。
いつも1セットみたいに扱われていたので、わたしだけ異動することが、なんか実感が湧かない気もします。
中郷さんも、新人のわたしに仕事を教えてくれた人で、
先日、新しい局に挨拶に行ったら、
「中郷さんから、人見知りで緊張してるのでよろしくって電話があった。
いいお姉さんがいて、可愛がってもらっていいな」
と言われました。
いつもフォローしてもらって感謝しているけど、
自分も異動で大変なのに、こんなふうに知らないところでもフォローしてくれていたんですね。
外務の山本さんも、和田さんと同じで、
新人の頃からずっとミスをフォローしてくれて、お願いも快くきいてくれて、
特に和田さんが異動したこの1年間は、なにかといえば「山本さん山本さん」って、頼りっぱなしでした。
いつも「異動するときは、ニコイチで行きましょう」と言っていたのに、
おたがい同じ時期に別の局に異動することになってしまいました。
山本さんは、海部郡内でも特にイメージの悪い局長のところなので、とてもかわいそうです。
浜口さんとも、窓口も営業もニコイチでやってきたのに、
同時期に、まったく反対の場所に異動することになってしまいました。
わたしが臨時販売所の件でショックを受けて拗ねていたら、局長に直訴してくれたり、
けんかしたときも味方してくれたり、営業面でも、やる気を失くしかけてるとはっぱをかけてくれたり、
いっしょに仕事をしたのは1年ちょっとだったのに、
すごく頼れる相棒で、営業をがんばれたのも、浜口さんのおかげです。
わたしには上の兄姉がいないので、
こんなにいいお兄ちゃんやお姉さんができて、幸せだと思います。
書きながら、自分はほんとうに人に恵まれた職場にいたと思いました。
社員だけでなく、お客さんもめんどくさい人やうるさい人と思う人もいたけど、
異動するって言ったら寂しがってくれたり、人伝に聞いてわざわざ電話をくれたり、
中にいるときには気付けないことほど、大切なんだってことを、実感しました。
異動は、希望していたし、希望がとおってよかったとも思っています。
ただ、それと寂しい気持ちとは別なんだと思いました。
まさか、こんなに早く異動とは思っていなかったし、
転勤=今の局の人と離ればなれになる、という感覚ではなかったので、
いざ、異動が決まったら、寂しくて寂しくて、
今生の別れでもないのに、みんなの顔を思い出すと泣いてしまいます。
今日も、友だちとごはん食べてて、送別会したという話をしただけで、涙が出てきて困ってしまいました(笑)
5年間、ほとんど毎日顔を合わせていた家族のような人たちと離れるのは悲しいですが、
はじめて配属されたのが牟岐でよかったと思えるし、
家族のような人たちと出会えたことは、すごく幸せだと思います。
新人の岡川さんには、はじめてできた後輩だったけど、
人見知りのわたしは、なかなか自分から話しかけれなかったし、
慣れてからも、忙しさを言い訳にあまりちゃんと仕事を教えてあげられなくて、
「見て覚えて」とか「やってみたら分かる」とか…。
頭の良い子なので、事務も営業も、
ほんとうにわたしや浜口さんがしてるのを見て、真似しながら覚えてくれたけど、
先輩らしいことをひとつもしてあげられなかったことだけが、心残りです。
まだまだ教えて行きたいこともたくさんあったのに、
来年いつでも言えると思っていたら、もうそんな時間がなくなりました。
残りの4日は引継ぎだけで終わるかもしれないけど、
でも、岡川さんにとっても、最初の配属が牟岐でよかったと、
思ってもらえるような今年1年になっていてくれたら嬉しいと思います。
4月からは、まったく違う環境で、またいちばん若くなりますが、
みんなに言ってもらったことや、先輩になった気持ちを忘れないで、ひとりだちできたらなと、思います。
局長さんからいただいた、「ハト トケイ」と、みんなからもらった花です。
「ハトの目覚まし時計」なのですが、
ふせんに「ハト トケイ」って局長さんのメモが貼ってあったので、「ハト トケイ」と呼んでいます(笑)
春からひとりぐらしになる中郷さんには、ふつうの電波時計なのに、
実家から通うわたしに目覚まし時計というチョイスには納得いきませんが、
わたしが朝ひとりで起きられないのは、牟岐では有名な話なので、局長さんなりのセレクトなのでしょう。
かわいいし、嬉しいのですが、ハトの声…。
起きられる気がまったくしないのはわたしだけでしょうか。