題は「無題」でしかない  | クリスタルのトイプードル、ヨークシャーテリア、マルチーズちゃんブログ

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ほとんどの絵は

展覧会のあった街や大学に寄贈してしまって

それでもなお何枚かの気に入った絵がケネルの2階に埃りをかぶって立てかけてあったが

今は、崩れたように小品が装額もしないで転がっている

先日 画廊が持って帰った絵の中で初期の作品

あまり難しいことは言いたくないけれど抽象的画家と具象画家の違いが・・・

抽象的画家はとっつきにくい一面が具象画家は判り易いというところあるが

本当は一番抽象的画理系の心の答えを正直に絵に表す現実主義者なのに

こんな数学の絵本の問題を疑いもなく解決してきたのだ

雀が電線に9羽止まっている・・それを散弾銃で猟師が3羽撃ち落としたのだけれど

何羽残っているでしょう

数学的答えは6羽なのだけれど抽象的答えは0なのだ

銃声で多分辺りには雀は1羽もいないだろう

具象画からはじまって何点か入選していくと表現に対する疑問から

どうしても抽象的な画風にとなっていく

そして入賞はすれども一般には中々理解し受け入れない絵

どうして この絵が入賞なのだろうと言う絵が出来上がるのだけれど

まだ この絵は若くてよく観れば具象から真に抜け切れていない絵であるのだが


初めて抽象で犬を描いたのだけれど

勿論・・・題は「無題」 50号・・入選

審査員の評価は・・本能があふれた・迫力と動き、激しい何か動物のエネルギーが伝わるであった。

絵の前に10分以上経たないと判らないオレの心の内面を描いたのだけれど

イメージ 1


多分審査員の足を10分以上止めたということで成功した1点

一般の人なら素通りしてしまう絵なのだから

ブログをご覧になった方には・・・・やはり・・素通りでしょうかね・・ガハハハハハハハハハ



それから 京都美術館で自由美術協会の企画展として

女流画家とオレの2人展をひらいてくれた時のオマケの作品

暗い絵ばかりではとその時何点かの絵の中に紛れ込ました絵なのだが

それはあの歴史ある京都美術館で 

オレの絵が所狭しと1室飾られるまで悪態を言いながらも描かしてくれた姫への感謝

30号2点題は「一番愛しい女」・・・だったのだけれど

会場が開く前になって 恥ずかしくて題名を「無題」に書き換えた思い出の作品


イメージ 2

イメージ 3

この絵からだんだんと100号と言う大作が主で

独りよがりな3年間

審査員の評価も極端に賛否両論に分かれる時代に突入する

その名残の作品を紹介したいと思っています