大根の煮物が食べたいと・・・オレの独り言
姫の料理は日々成長するのか毎回味が違うから
余りは期待もしていなかったのだけれど
材料が良くなければ作りたくないのだネ・・・とか
自信たっぷりで
デパ地下まで買い出しに・・・・そして一生懸命作ってくれたのに
黙ってワインを呑んでおれば良かったのに・・・


期待の大根の煮つけ
オレ・・・黙って食べていたが・・・一言
言ってしまった


コレ・・・

コレ・・・もしかして 鶏肉と大根の甘露煮
シマッタ
と思ったけれど

余りにもの・・期待はずれに・・・

もう駄目です・・・止まりません・・・
昆布とカツオとアゴの出し・・・そんなのインスタントでも売ってるだろう

甘みは大根からでるから砂糖なんか入れるなよ

味醂で味を調えて照りをだせばイイ・・・
こう・・・これ以上 蘊蓄垂れ流したらと思いながらも止まらない
姫・・・・ゴメンね
菜の花の煮びたしはオレの分はシャキッとサッと熱湯をくぐらせて緑の色を止めさせ
オレは色と歯ごたえで春を食べるのだが
姫の分は、かなり柔らかく茹でる
缶詰めのアスパラガスの状態でマヨネーズで食べるのだ
もう 好みが真っ向から違うのだから
いつも2通りの菜の花が食卓に並ぶのだ

姫が大根の煮つけの見本を見せてと言うモノだから
オレのは近くのスーパーで買った大根
昨日 あれだけの大根の甘露煮を食べた後で
一本も煮ても二人だから食べられないと思ったから
半分は金時人参が冷蔵庫に有ったから少し貰って紅白なますに・・・
ザクロ酢が有ったから隠し味に少し入れたよ

多分 明日になったら美味しいサッパリとした紅白なますが食べれると思うよ

後の半分を大根の煮物に・・・
輪切りにして面取りをした大根を先茹でている時間に
有った出し昆布で出しをとり煮た大根の味付け
ダシは・・・探してもカツオと、いりこの出ししかない
アゴの出しは・・・って姫に聞いたら・・・それ何

えっ・・・トビウオの出しだよ・・・
姫は使ったことが無いようだ・・・
だから・・・煮物の味が・・・
昔・・・
花ちゃんのママさんが送ってくれたダシにも・・・多分入っていたと思うけれなァ

居酒屋をしていた時は必ずオレはアゴの出しでしていたのだけれど
たかが大根の料理が前に進まない・・・





姫・・・醤油は・・・薄口は何処にもないけれど・・・何処にあるの



パパしか薄口醤油は使わないから賞味期限が過ぎたから捨てた

捨てたら買っとけよ・・・

嫌ャア・・・もう・オレ・・・・料理が出来ないよ

適当に・・・味付けしてもうお終い

オレが作った大根の煮物
濃い口を使ったから色が濃くなったけれど・・・と紅白なます

やはり

でも・・・殆んど姫は仕事で・・・
考えたら料理など作っている暇もなかったし

オレの気まぐれで開店した居酒屋を手伝ってくれた時
外回りで厨房には入らなかったよネ

姫は動物の事なら誰もビックリするぐらい人の何配倍も働くしよく知っている

姫は仕事の出来るプロなんだから

それに 掃除と洗濯は昔から小まめに良くしていたのだけれど

仕事が忙し過ぎて・・・ホント 帰宅したらすぐ寝る



外で食べて




だから・・・
凄く苦労させているのだから

大根の甘露煮なんて言ったこと・・・オレ やっぱり謝るよ ゴメン