理想を創造することは、やはり血統を研究して可能性を探ることから始るのです! | クリスタルのトイプードル、ヨークシャーテリア、マルチーズちゃんブログ

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この頃東京では、花梨のような背中が濃い色の子には余り会いません

全体的にシルバーの子が多いです

間違いかもしれませんが

昔はシルバーの子はシルキーテリア!?と呼んで

もっと身体が大きかったような気がします

毛色は流行り?なのですか!?

ブリーダーさんの好み!?ですか!?


この質問に答えるのは遺伝子のお話から


イメージ 1
イメージ 2













話が退屈な方はケンちゃんの画像をアクセントに貼り付けて置きますので

画像をお楽しみ下さい

まず・・・さわりだけから少し・・・・

インブリード:血統内に同じ種親を持つもの同士の交配

クロス:血縁関係が近い物同士の交配

直訳するとこんな感じですがどちらも同じですね。

交配を行なうと親からそれぞれ一づつ受け継ぎます。(こんなの知ってますよね。)

で なんで2つの遺伝子が必要か?

遺伝子に情報には生存に関わる劣性遺伝(悪い遺伝)も含まれるわけで

これを補うのがもう一つの遺伝子です。

近親交配によるメリット、デメリット

メリットとしてはやはり親の特徴がより強調される事でしょうか。

デメリットは両親とも同じ劣性遺伝的要素を持っている可能性が高く

2つの遺伝子双方に同じ劣性遺伝があった場合打ち消す優性遺伝子がないため

100%劣性遺伝が表面化する。

勘違いしてはいけないのが、インブリは100%劣性遺伝するというわけではなく

あくまでも、両親が同じ遺伝的要素を持っていた場合の話です。

ここでは(スチールブルー)毛色だけで言えばここに含まれますね。

イメージ 3

極端に言えば毛質はシルキー(絹)状の毛が良いのですが

スチールブルーのシルキー(絹)状の毛は退色が早いのです。

その反対にウーリー(綿)状の毛が退色が遅いが毛質は悪いのです。

目指す理想はシルキー(絹)状の退色が遅い背中が濃い色の子なのです。

良いところと悪いところは真逆にあるのです。

イメージ 4
インブリード・クロスブリード・アウトブリードを

くり返し

真逆を良いところだけ固定して行くのがブリードで

ブリーダーとは子供を産ませ育てる人の事では

ナイのです。

神様しか計算出来ないことですが

やはり闇雲に交配しても

理想の子は生れません。

理想を創造することは、やはり血統を研究して

可能性を探ることから始るのです

だから チャンピオンの子だから

良い子だとは言えないのですよ。

ケンちゃんはチャンピオンだけれど・・・・

血が行き詰まるとアウトブリードしたりと・・・

3世代以上さかのぼって一度も血縁関係がなければアウトブリードかな!?

(人間の場合でもいとこ同士は近親交配ではないので)

祖父母が同じでも兄弟それぞれ違う血統と交配したり

いとこ同士なら便宜上アウトブリードでしょ。

血の濃さをあらわすのに血量と言われるものがあります。

累代表の中に何頭同じ個体がいるかで決まります。

(12.5×2)+(25×2)+(50×2)=175%!!

昆虫での遺伝操作計算ですが

ほ乳類なら生存不能ですね!(笑)

この世代で血の入れ替えを行なうと0にリセットされますが

175÷2=87.5%が裏に潜んでいることになります。

いわゆるF3なのですが

ほ乳類なら必ずって程 奇形が表れるレベルです。

この数字は更に次の世代で同血交配したときに出て来ます。

こちらは先にアウトブリードって表現でよいのでは?と言ってた例です

特徴の強調、固定化を求めるならインブリ

別血を入れると血量が低くなることも分かていただけたかと思います。

でも、やはり冒険するならアウトブリードでしょ。

いつ当たるのかはわかりませんが・・・・笑

もっと複雑な交配例も作ったのですが今日はやめておきましょう音譜

訳のわからん事を長々と書いてしまいましたが、



昔は犬仲間とこんな話を朝まで酒を呑みながら熱く語り合ったこともありましたが

今 言い合いになるぐらいこんな話を夜中まで出来る人は姫だけになりましたよ!!

寂しいですね・・・・ガハハハハハハハ


質問の答えは

この頃東京では、花梨のような背中が濃い色の子には余り会いません
全体的にシルバーの子が多いです

その子達も生まれた時は濃い色だったのですが
多分年齢による退色なのですよ
早い遅いはあるがヨーキーの誰もが通る道です。


間違いかもしれませんが
昔はシルバーの子はシルキーテリア?と呼んで
もっと身体が大きかったような気がします

シルキーテリアとヨーキーは近い犬種であるのですが全然違う別の犬種です。


毛色は流行り?なのですか?

昔は 遺伝の勉強などするオレのような奴は変人と言われましたよ

今も意味も分からず色が濃いだけが良いと、

チャンピオンの子だからと何も考えない交配している

無知なブリーダーが多いですか・・・

どうしょうもないウーリーの毛質の色が濃いだけが良いということでもなく

シルキーに近くウーリーに遠い・・そして毛質の色が濃いのが理想です。

王冠2花梨ちゃんは間違いなく良い子です。

残そうと思っていた子ですから・・・ガハハハハハ

ブリーダーさんの好み?ですか?

ブリーダーさんの好みで創造できたら楽しいですね

好みに近い子は稀に産まれますが

ブリーダーさんの好みとはブリーダーさんの作り出す理想なのです!!

間逆の長所をくっ付ける匙加減で作り出す理想・・

夢とロマンの世界なのです。ラブラブ!



しかし 大体

「毛色は流行り?なのですか?」と思われることがオレ的には恥ずかしいですね

その個体種の保存と長所の固定化を図る事で流行があるとしても

流行りなどに左右されることはありませんよ

しかし

大半のブリーダーは意味も判らず「毛色は流行り」だと思って繁殖しているようですよ!!

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クリスタルがお届けした

仔犬や子猫は

仮に、先祖個体の優れた個性を

数値化して100とします

栄養や生育環境等他の要因が

加われば

100を超えるものが出る可能性は

もちろんあります。

つまり100の先祖の遺伝子が、

実は

120のポテンシャルを持っているのに

環境等の要因で100で止まって

発現した場合なら、

子孫の環境次第では120で

発現する可能性もあるといえます。

可愛がってあげて下さいね