珍しい「すくなかぼちゃ」 | クリスタルのトイプードル、ヨークシャーテリア、マルチーズちゃんブログ

クリスタルのトイプードル、ヨークシャーテリア、マルチーズちゃんブログ

Crystal kennel
プードル、ヨークシャテリア、マルチーズを主にブリーディングしています。ホームページはクリスタルケンネルと検索 #プードル #ヨークシャテリア #マルチーズ #パピー
crystalkennel.comにて最新情報をお届けしております。

 
のブログで名前が判らず気になっていたのだけれど
 
名前が判りました!!
 
大変珍しい「すくなかぼちゃ」と言う種類でした!!
 イメージ 1
 
 
得体のしれない「かぼちゃ
 
一株で2坪ぐらいの場所をとる
 
葉も一枚30cmぐらいになるから
 
3株植えたのだけれど
 
葉っぱばかりが繁茂して
 
近所の園芸か見事だとこの植物は何かと訪ねてくる
 
5年ぐらい前には大きなメロンを沢山育てて
 
近所の方をビックリさせたこともあるから
 
だけど・・・
 
この葉っぱからかぼちゃを想像した方は無かったよ!!
 
 
かぼちゃは夏の野菜だけれど
 
暑過ぎると結果しないで実が落ちる
 
朝晩の少しの涼しさと
 
蜂や蝶々などの花粉の媒体が必要だ
 
雌花と雄花あるってことも発見した
 
花のガクが雌花と雄花では違う
 
 
 
 
 
 イメージ 3           雌花                                                                    雄花
イメージ 4 
 
 受粉が成功すればガクのしたから瓢箪のような南瓜の実が大きく育つ
 
  
  ↓ 受粉が成功した 雌花 です!! 
 
イメージ 2
 
 
 

もう一度食べたい

かち割りとマサカリ 硬い皮、豪快に割って=津武欣也

 ◇ゆっくり熟すカボチャ、戦中の主食

 かち割りとマサカリ。戦中、戦後の食糧難を体験した世代にとって、悲喜こもごもの思いを抱く言葉かもしれない。そう、どちらも南瓜(カボチャ)の品種。それも「とにかく皮が硬い。煮ても皮だけは食べられなかった」という品種である。終戦から66年。アブラゼミの鳴き声を耳に、遠くなったカボチャを追ってみる。
http://mainichi.jp/life/food/again/news/images/20110830dd0phj000001000p_size8.jpg
灰緑色の「かち割り南瓜」(左)と、ひょうたんタイプの「すくなかぼちゃ」=津武欣也撮影
 かち割り南瓜、鉄かぶと南瓜、マサカリ南瓜。読者からの手紙のなかに、この3種のカボチャがあった。読むと、どれも「マサカリで割るほどに硬い南瓜」とある。おそらく同じカボチャで呼称が異なるだけ。そう思って取材し始めると--これが違った。
 東大阪市の西谷不三(ふみ)さんの探す南瓜は「鉄かぶと」。約40年前に食べて以来、その姿を「見ていない」と書いてあった。昔の品種を守る有機農法の農家にあたると、「脱サラした人が茨城県内で作っている。包丁の刃も立たないほど硬いカボチャです」。これは空振りだったが、その糸をたぐって取材するうち、8月半ばになって石岡市(旧八郷町)の畑で、「かち割り」にたどり着いた。
http://mainichi.jp/life/food/again/news/images/20110830dd0phj000002000p_size5.jpg
収穫前の「かち割り南瓜」を手にする幡谷さん。「この色と型のものがスタンダード」という=津武欣也撮影
 クリ林に囲まれた畑は約2アール。「昔からの品種で、20年前に埼玉県内の農家から種子を分けてもらった」と幡谷憲二さん(64)。仏教系大学で哲学を教えていたが、「世界平和の基礎は農業」と思い立ち、35歳のときに有機農業の盛んな旧八郷町で畑を購入し、農業を始めたという。
 初めて見る「かち割り」は直径17センチ、高さ13センチで重さは約2キロ。灰緑の釉薬(ゆうやく)をかけたような外観で、収穫後も色は変わらない。1本の苗は育つと8畳間ほどに広がり、ツルの先の方に実をつける。改良種に比べて病気にも強く「放ったらかしでも、1本で平均5個の実が収穫できる」。
 ただ交雑しやすい性質とあって、畑には縞(しま)模様や白色、黄色の紡錘(ぼうすい)形のものも。「純血種を作り続けるのが難しい。それが一番の悩み」と幡谷さん。風味はクリカボチャと日本カボチャの中間くらいで「煮物やてんぷらにするとうまい。8月初めから収穫するが、冬至のころに食べるのがベスト。翌年3月ごろまで貯蔵が利きます」と話す。
 珍しい「すくなかぼちゃ」など100種を超す野菜を作っているが、どれも会員向けに販売。一般市場には出していない。
 ところで、この「かち割り」は「マサカリ」などと同じカボチャなのか。幡谷さんは「種子交換会でマサカリの名は聞いたことがある」という。どうやら別々のカボチャらしい。
    □
 「戦時中、主食代わりに食べたマサカリ南瓜。クリのようなポコポコした食感が忘れられません。皮が硬く、包丁でも切れないカボチャでした。60年も前の思い出です」と札幌市の中野義夫さん(76)。北海道出身の70代の知人に聞くと「北海道育ちの60代以上の人なら、誰もが懐かしむカボチャ。昭和40年代に消えた品種だ」という。
 だが、遺伝資源としての種子は残っているはず。農協や農業試験場などに取材して、士別市の石黒修さん(35)ら若手農家が復活に協力し、3年前から作っていると分かった。
 電話を入れると「今年の作付けは10アール。900~1000個は収穫できる」と石黒さん。6年前に道立中央農業試験場(長沼町)から持ち込まれた3種類のマサカリ南瓜で種子交配を繰り返し、08年に「これなら」と思える固定種にこぎ着けたという。
 「まさかり岩男」と名付けられたカボチャは全体が黒っぽく、尻の太い西洋ナシ形。果肉はオレンジ色で、甘みが強く、舌触りがとても滑らかなのが特長だ。「同じ北海道のマサカリでも、産地によって姿や形が異なったらしい。ラグビーボール形や丸いタイプもあったと聞いています。変わらないのは皮の硬さだけです」と石黒さん。1個の重さは3キロ前後で、9月初旬から中旬にかけて収穫する。
 士別地方での栽培農家は石黒さんら4人で、収穫量は合わせて3トン。ほとんどが菓子やプリン向けの加工用に回っており、生野菜としての出荷はわずか。「マサカリやナタでも使わない限り、主婦がカットするのは難しい。道路にシートを敷いて、たたきつけて割るしかありません」とあっては、店頭で見かけなくなるのも無理はない--か。
    □
 かち割りにマサカリ。どちらの南瓜も収穫してから2~3カ月寝かすと、甘みがのって一番の食べごろとなる。熟すのをじっくりと待ち、豪快にかち割って食べるカボチャ。今の時代では案外、ぜいたくなカボチャかもしれない。(明治大学客員教授)=毎月最終火曜に掲載
==============
 ■購入など問い合わせ

 ◇石黒修さん

 〒095-0063 北海道士別市中士別町2線西2番(電話080・5584・2861、ファクス0165・23・5832)。マサカリ南瓜の発送は10月下旬から。1個(約3キロ)当たり750円で、2~3個入りで販売。送料別。
毎日新聞 2011年8月30日 東京朝刊