限りない観察力が新しいネコを創造するのです

小動物現れる突然変異は種族を超えるという
現代の遺伝学者の見解が正しいとするならば
コレから先色や毛質、そして体形など今のままの型で
遺伝していくとは考えられません。
これまでのところで毛については変わり種の代表は
レックスとワイヤーの突然変異、
もっとも変り種といえばスフインクスの無毛に近い産毛
耳の変形としてはスコティシュフォールドの折れ耳と
アメリカンカールのそり耳・・
短足のマンチカン・・
尻尾の短いジャパニーズ・ボブテール、
尻尾の無いマンクス

これらの突然変異を利用し別のモノに組み替えるのも
新種創造の一つだけれど
全く新しい突然変異を固定さすのは
最高のブリーダー冥利に尽きると考えています。

新しい可能性を求めその遺伝子を固定する運動に
参加していただけませんか・・・！
情報を下さい！

そして何代もの選択交配の努力と苦労の後には
必ずファンフアーレとともに宝箱を開く劇的な結末がまっています。
たとえば
犬にはよくある渦巻き毛流や
リッチ(毛並みに逆らって生える毛) がよく出ることがあります。
猫にそのような現象が現れたらそれは毛並みの 突然変異です。
昔・・マイケルジャクソンにオレがプレゼントした
ギャッピーバルビアン(テンジュクネズミ)も
背中一面に薔薇の花が咲いたようなつむじが有りました ！

http://blogs.yahoo.co.jp/tsuschojp/58420903.html
ギャッピーバルビアン(テンジュクネズミ)についても
当時、オレも日本ギャッピーバルビアン協会会長として
英国からの情報も沢山いただき
日本ギャッピーバルビアン協会でかなり研究も致しましたが
限りなく不思議な遺伝子の虜になり
かなりの遺伝子の悪戯を研究したものです。

 

これは粗毛(ラフ)遺伝子の作用が他の遺伝子により緩和された時
均等に身体中ロゼット(薔薇の花模様)が現れその間を普通の毛が
流れるように実に美しく生えている・・
もしコレが長毛のネコに現れたら・・・
実はこのようなロゼット(薔薇の花模様)がアビシニアンなどに
時々現れているのですが気が付きませんか・・・
ギャッピーバルビアンの柔らかなサテンの毛・・サテン遺伝子は
まだネコに現れていないようです。

限りない観察力が新しいネコを創造するのですが
突然変異はその偶然を限りなく定着させ固定さす
ブリーダーとしての努力が不可欠です。
毛質については多くのネコの識者も可能性をうなずくのですが

ネコの毛色に対しては

ネコのブリーダーは新しい色となると
毛色はだいたい出揃ったといって首をふるブリーダーが多いですが
新しい色や模様はまだまだ限りなくあるのです。
犬やネズミ(モルモット)ウサギにしか見られない

タン色(光沢のある黄褐色)の毛が身体の一部に現れたら
こんなネコを何代か選択交配して・・・
またピンクアイ・ダイリュート遺伝子・・

ギャッピーバルビアンやネズミにはすっかり定着した毛色ですが
タン色ネズミだとピンクアイ・ダイリュート遺伝子は

ほとんど背中に集中して腹部の毛色には作用しません。
シルバープラチナとか、フォーンの背中の色に

腹部から足や脇、顎から喉・・胸と
一線を堺にくっきりと分かれたネコが出現する

可能性もあるはずです。