三毛猫定義とは・・・すこし複合色の遺伝子について勉強しょう。

三毛猫の定義とは・・・
色彩的には３色の色が入っていれば三毛猫だと

素人が定義するのは勝手だがそんな簡単なものではないのだ！
まず模様から学ばなくてはならない。
猫の野生の証明、
猫族先祖の本当の模様はトラの縞模様のマッカレルタビーなのです。
そしてスポッティドもアビシニアンも遺伝学的には同じタビーなのである。
クラッシック(ブロッチッド)パターンは本当の野生の型では無いということも
びっくりする現実なのです。
染み一つ無いホワイトの猫もアグーチ(下地なっている方)はタビーなのです。
タビーという模様は二組の遺伝子がつかさどる二つの基本的な模様が
組み合わさって出来た複雑な模様です。

一つの模様がもう一つの模様の上に重なって
下地なっている方を(アグーチ)と呼んでいます。
三毛猫を考える時に

パイポールド猫のホワイトスポッティングを学ばなくいはなりません！
ホワイトの優性遺伝子Ｓの働きによりホワイトの部分が広くなったり狭くなったり・・・
Ｓを二つ持った同系接合体の猫の方が一つだけＳを持った同系接合体の猫より
ホワイトの部分が広くなります。そしてホワイトの優性遺伝子Ｓは何色の遺伝子とも相性がよくて
ブラック、レッド、クリームなどのソリッドカラーやトーティとよく結びつきます。
トーティと結びついたのをキャリコ(三毛猫)と言います。
そして下半身に多くホワイトの部分がなければならないとスタンダードに記せられています。
レッドと黒のパッチワークに切れ込んだホワイト・・・
三毛猫の定義とは・・・と言うのならそんなところではないのでしょうか。
ホワイトの部分はブリーディングによって下腹部から背中へと徐々に

侵略していきます！

(詳細は企業秘密・・・略)

 
そして
マニアが求めている三毛猫の雄とは

３色の色が入っていればって言う事ではないのだ。
３色の色が入って雄なんて腐るほど存在しているから・・・・ガハハハハハ

それから染色体ＸとＹが一つずつの雄猫は遺伝の上ではレッドかノンレッドになってしまうので
トーティシェルになりえないのが当然なのだが、

神のイタズラかＸが二つにＹが一つの三毛猫がいるのだ。

二つの染色体がＯとｏとの遺伝子を持っていればＯｏのトーティシェルの雄が
出来るということです。ただしこの雄は性器官の発達が十分でないため
生殖能力無い場合が多いようです。
ＸＸＹ必ずしもトーティシェルというわけでないのですが・・・

複合色の遺伝子の型は

1　ノーマルブラックまたはオレンジタイプ(トーティシェル)
2　ブルークリーム(ダイリュートトーティシェル)ダイリュート
3　チョコレート(チェスナット)トーティシェル
4　ライラッククリーム(ラベンダークリーム)
5　ブラウンタビートーティ(パッチドタビー・トビー)
6　ブルータビートーティ
7　チョコレート(チェスナット)タビー・トーティ(パッチドタビー・トビー)
8　ライラック(ラベンダー)タビー・トーティ(パッチドタビー・トビー)
9　　シルバータビー・トーティ(パッチドタビー・トビー)
10　ブラック＆ホワイト
11　ブルー＆ホワイト
12　ライラック(ラベンダー)＆ホワイト
13　レッド＆ホワイト・レッドタビー＆ホワイト
14　トーティシェル＆ホワイト・キャリコ
15　ブルークリーム＆ホワイト(ダイリュートキャリコ)
16　チョコレート(チェスナット)トーティシェル＆ホワイト
17　ブラウンタビー＆ホワイト
18　ブルータビー＆ホワイト
19　チョコレート(チェスナット)タビー＆ホワイト
20　ライラッククリーム＆ホワイト(ラベンダーキャリコ)
21　シルバータビー＆ホワイト

複合色の遺伝子の型は上記の21以上あるのだが
それにアグチーの変種にはクラッシックやマッカレルやアビシニアンの
模様が出る事がある。

トーティシェルはブラックとオレンジだけと考えている人がいるようですが
これは誤りです。
チョコレート、シナモン、ブルー、ライラックなどのトーティがいます。
オレンジで無い部分に現れるのです！
ブルー、ライラックなどの遺伝子のせいでオレンジがクリームに変わることもあるのです。
オレの所にも黒猫だと見間違えるトーティがいます。
キャットショーではトーティシェルとバイカラーを分けて考えていますが
理論上では同類だとオレは思います。
まとめてパーティーカラーと呼んでもいいのかと思うこともあります。

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ただし企業秘密の分は除かせていただきますが・・・