ブリーディングとはそんなに簡単でないのです。 | クリスタルのトイプードル、ヨークシャーテリア、マルチーズちゃんブログ

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一般の方にどこまで理解して頂けるか・・・!?

ブリーディングとはそんなに簡単でないのです。

遺伝子の操作は神の領域だから・・

単純に一つのことで一つが改良される事はないのです。

あるオレの知り合いのブリーディングに真剣に取り組んでいるブリーダーが

プードルは、レッドにホワイトは掛け合わせてはイケナイと言ったとブログにありました。

これはある意味で正しい事なのですが・・

ある意味不正解なのです。

だからブリーダーは色の事だけに付いて言ったのだと思いますが・・

それを聞いた一般の方が、早合点して

うわべだけ理解されると、間違った?知識が広がり、一部だけ正しいから混乱が起きます。

ブログは恐いですね・・!

そして、そんな掛け合わせをすれば遺伝子疾患の子供が生まれると・・

話が大きくなり、本で読んだとか・・

これについては殆ど間違いで、後で全てまでは説明するのが専門領域に入り

専門的でかなり難しい面白くないので簡単に説明いたしますが・・

ワンチャンにおいて、骨格構成・・これが一番重要だと思いますが、

骨格構成、顔、目の形状、被毛の色、形状、性格、歯のかみ合わせなどの遺伝的改良などが

ブリーディングによって行われます。

時には、人間の都合の理想型にする為に、

又 犬種独特の特色個性を守るために遺伝を固定させるブリーディングをしたり、

だからといって簡単に絵に描いたようには改良できないのです。

一番顔などは改良し易いがそれも一回の掛けあわせで顔の一部しか親の特色を貰えません。

何回も掛け合わせ5代祖ぐらいの間にやっと自分の犬舎の顔が・・と云うぐらい

10代祖ぐらいになれば顔を見ただけでオレの繁殖犬だと完全に判りますよ!

そんな具合で・・話を元に戻しますが・・

プードルは色のバラィティが多い犬種で・・

レッド愛好家は色の濃いレッドを好みます。

先にも述べたように一回の掛けあわせで色々な改良が出来ないので

レッドの色を作出するために、色のみに重点を置いてきました。

だからオレもレッドにはレッドを交配しなさいと進めますが・・

ジェットブラックを作出するのにブラウンは必要です・・とか!

レッドでショーなどで勝てるプードルが、欲しいと言われたら困ります。

やはり色を無視して、ホワイトかブラックの血を掛け合わせて

骨格構成のたしかなプードルを創りますが

それには冒険が付きものなのです。

もちろん骨格構成は確かだが色が不安定になりの薄いレッドも生まれてきます。

濃いレッドを色だけで求められているユーザーには避けられます。

だからビジネス的には冒険はしないのですが、

骨格構成のたしかなプードルを創りたいとあえて挑戦するブリーダーも

本当の意味で正しいとオレは思います。

オレも白の因子入ったJKCチャンビオンのレッド子を種オスに残しました。

その子は骨格構成のたしかな明るいアプリコットです。

もちろんレッドやアブリに掛ける種オスとして・・!

やはり、このままのレッドではイケナイのです。

ホワイトや、ブラックのように犬質を高めないと・・

中間色は色に重点を置きすぎた結果犬質が悪いですね。

ブラウンはブラックと掛け合わすので骨格構成は安定はしていますが・・

欠点、疾患のある事がわかっている掛け合わせは絶対にダメですが、

(欠点があれば交配すべきでない・・これが一番正しいが、
   改良出来る欠点か出来ない、難しい欠点かを見つけるのもブリーダーの仕事です)

色の掛け合わせだけで遺伝疾患があるというのは完全に間違いで

色素の面で一部の掛け合わせにおいて注意がいるだけで

色素が弱い白と黒を掛け合わすと色素が強くと言う事もナンセンスな話で

色素の強い固体同士を掛け合わすが正しいのです。

たとえばホワイトの被毛のマルチーズに鼻の色素がゆるいからといって

ブラックのマルチーズは居ないでしょう。

・・・・・・・・

ブログでこんな話題が出るという事はうれしいことです。

一般の愛犬家の方達もやはり、真剣に手探りなのでしょうが・・・

細かく疑問のあることは色んな角度から調べないと・・間違いに陥りやすいですね。

愛犬の遺伝の事にまで関心が高まってくるとキット真面目にブリーダーをしている

ブリーダーに陽が当たるようになると思います。

交配は、可愛い子を残すだけでないのです。

その子の将来に続く子孫の問題なのですから

それに犬の種類は沢山あります、

その犬の種類によって違いますし、独特の問題を抱え言います。

やはり、その犬の種類にドッブリと浸かり勉強しないと・・

オレはやはり何種類かに絞った専門犬舎でせめて10年

専門的に学び研究されている処でと思いますが・・

質問があればいつでもお答えできますので

交配などの相談はご遠慮なくお尋ね下さい。