星羅パパも納得、経験から感じていたが

金沢大学院が究明し英科学誌「ネイチャー」電子版に今日掲載されたと毎日新聞が伝えた。
ココで言うオキシトシンとは相手を認識するのに必要な脳内ホルモン、オキシトシンの分泌にDC38と
呼ばれるたんぱく質分子かかわっていることが金沢大学院の東田教授らのグループの研究でわかったらし
い。DC38の遺伝子欠損させたマウスは記憶が残らない、DC38を復元したり、オキシトシンを投与する
と正常な記憶が残る。、

星羅パパが経験から感じていたことは、陣痛が弱く陣痛促進剤オキシトシンを筋注したものは、
母犬もお乳の出がよく、育った子が頭が良い?物覚えがよいと感じていた。
育った子が頭が良い?物覚えがよいと言うこのことは、
金沢大学院でもデーターの無いことだと思うが、事実なのだが、
オレも正確なデーターを持っているわけでもないので余り大きなことは言えないが

キット、認識するのに必要な脳内ホルモン、オキシトシンが、かかわっていたのだろう。
勿論、臨床データーも無く、オレの思い込みかも・・
このオキシトシンは即効性だが胎内にの赤ちゃんに対してどの様に作用して
母乳から赤ちゃんにも作用するのであろうか?
そして、作用、オキシトシンの残留する期間は?
賢い、訓練性能のよい個体の作出に有効なヒントが隠れているのかも・・・
金沢大学院の東田教授らのグループの誰か、研究して~お願い!
(関連資料として)
発達障害市民ひろば
第3号 最新医学論文1
「オキシトシン(下垂体後葉ホルモン)」の新しい機能:
相手を信用する気持ちを増加させる。」
Kosfeldその他、Nature 435巻673-676、2005年
人間社会は、人が人を信頼(信用)することで成り立っている。友情、愛、家族、経済活動、政治にも相手との間に信頼関係がなければ成り立たない。脳下垂体ホルモンオキシトシンが、哺乳動物で社会的愛着や親和に重要な役割を果たしていることが2000年くらいから分かっていた。(同一対のネズミを1分間4回にわけて、一緒にする実験を行うと、相手を嗅ぎ回る行動が相手を認識して減っていく。ところがオキシトシンの作られないネズミでは、無頓着に毎回相手を嗅ぎ回ることから、自分のまわりの社会を認識するのに重要な役をしていると推測された)。
オキシトシンは9つのアミノ酸(シスチン-チロシン-イソロイシン-グルタミン-アスパラギン-シスチン-プロリン-ロイシン-グリシン)からなるペプチドホルモンである。脳の視床下部室傍核や妊娠末期子宮で合成される。陣痛時自然分娩の子宮収縮促進、乳分泌の促進などが主な作用である。しかし、その他中枢神経系や男性にもオキシトシンやオキシトシン受容体(作用の入り口である)があり、それらにおいてはオキシトシンの作用が不明であった。
今回Fehrらは、チューリッヒ大学の学生194人を使い、オキシトシンを噴霧器で鼻腔粘膜に投与した群と偽薬を投与した群に分け、50分後に「投資ゲーム」をさせた。ゲームは12単位のお金が与えられる「投資家」と48単位のお金を持つ「信託人」からなる。「投資家」は「信託人」に0、4、8、12単位のお金を移し「信託人」は1?4倍の儲けを生みだし、0-48単位の範囲で還元するというゲームをさせた。
オキシトシン投与群はより多くの投資を行うが、得に最大投資を行う回数が増えたという結果を得た。この結果は、オキシトシン投与により人間同士の信頼が大いに深まり、リスクを負おうとする気持ちが高まるからであると結論した。オキシトシンが向社会性、人と人との接近行動を促進する作用を持っていることを示している。
この結果から、オキシトシンの精神病患者への応用も大いに考えられる。社会恐怖症や社会生活・集団行動の不得手な人、(母子の)分離不安の欠如に続き社会行動・集団生活に問題を持つ自閉症やアスペルガー障害など、社会生活と没交渉になる精神状態に対して、オキシトシンがどのような役割を持っているについて、今後の研究でさらに理解がすすめば新しい治療法として浮上してくるかもしれない。
第3号 最新医学論文1
「オキシトシン(下垂体後葉ホルモン)」の新しい機能:
相手を信用する気持ちを増加させる。」
Kosfeldその他、Nature 435巻673-676、2005年
人間社会は、人が人を信頼(信用)することで成り立っている。友情、愛、家族、経済活動、政治にも相手との間に信頼関係がなければ成り立たない。脳下垂体ホルモンオキシトシンが、哺乳動物で社会的愛着や親和に重要な役割を果たしていることが2000年くらいから分かっていた。(同一対のネズミを1分間4回にわけて、一緒にする実験を行うと、相手を嗅ぎ回る行動が相手を認識して減っていく。ところがオキシトシンの作られないネズミでは、無頓着に毎回相手を嗅ぎ回ることから、自分のまわりの社会を認識するのに重要な役をしていると推測された)。
オキシトシンは9つのアミノ酸(シスチン-チロシン-イソロイシン-グルタミン-アスパラギン-シスチン-プロリン-ロイシン-グリシン)からなるペプチドホルモンである。脳の視床下部室傍核や妊娠末期子宮で合成される。陣痛時自然分娩の子宮収縮促進、乳分泌の促進などが主な作用である。しかし、その他中枢神経系や男性にもオキシトシンやオキシトシン受容体(作用の入り口である)があり、それらにおいてはオキシトシンの作用が不明であった。
今回Fehrらは、チューリッヒ大学の学生194人を使い、オキシトシンを噴霧器で鼻腔粘膜に投与した群と偽薬を投与した群に分け、50分後に「投資ゲーム」をさせた。ゲームは12単位のお金が与えられる「投資家」と48単位のお金を持つ「信託人」からなる。「投資家」は「信託人」に0、4、8、12単位のお金を移し「信託人」は1?4倍の儲けを生みだし、0-48単位の範囲で還元するというゲームをさせた。
オキシトシン投与群はより多くの投資を行うが、得に最大投資を行う回数が増えたという結果を得た。この結果は、オキシトシン投与により人間同士の信頼が大いに深まり、リスクを負おうとする気持ちが高まるからであると結論した。オキシトシンが向社会性、人と人との接近行動を促進する作用を持っていることを示している。
この結果から、オキシトシンの精神病患者への応用も大いに考えられる。社会恐怖症や社会生活・集団行動の不得手な人、(母子の)分離不安の欠如に続き社会行動・集団生活に問題を持つ自閉症やアスペルガー障害など、社会生活と没交渉になる精神状態に対して、オキシトシンがどのような役割を持っているについて、今後の研究でさらに理解がすすめば新しい治療法として浮上してくるかもしれない。
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