僕はたった一枚の古ぼけた写真とたった一枚の真新しい写真を持ってとある島で海を眺めていた
裕福とは言えない家の長男として
福岡で生まれた
決してイケメンでも無いし、頭がいいわけでも無い
それは今も変わらない
僕には姉がいて(4歳上)
小さい頃からクソガキ少年の僕は物心つくまでに3回も腕を折るような好奇心旺盛で怖いものなし
昔の写真はほぼ三角巾をしている
幼い頃から両親共働きの家庭で育ち夜は姉と2人で過ごしていた
そんな時まだ物心がついた位の時に事件がおこる
寒くなってきた季節
家で戦隊モノのテレビを見終わり母親の「ご飯たべり〜」の声が聞こえてリビングに向かうと
一人の知らない男がいた
確実に母親よりも年上でおじさん
どこかの知り合いかなとも思ったがそんな深くも考えず
姉の方を見ると真顔な顔をして愛想笑いをしている
知らない男性は僕を下の名前で呼んでた
まだ子供な僕はそのおじさんが優しかったのでこの人は味方だ
なんか買ってくれるかもしれない
貧乏な家庭で過ごした僕はそんな想いを持ちながら無邪気に夜ご飯を食べていた
母親と姉と僕と
知らないおじさん
微笑むおじさんと母親と愛想笑いの姉
何も知らない6歳の僕
まだこの時はあんな事になるなんて思いもしなかった
続く