アメリカによるイラン攻撃以来、有事のドル買いでユーロ/ドルは2/28につけた1.18から3/13には1.14まで一本調子で下落してきましたが、3/16から3/20の一週間は反発して1.16まで戻しました。

 

ユーロ/ドルが反転(ユーロ高・ドル安)した背景には、有事の緊張感は継続しているものの、戦況の膠着化による過度な懸念の後退 と 欧米の金利・経済見通しの変化が大きく影響していると思います。

 

 

アメリカのイラン攻撃(Operation Epic Fury)開始から3週間が経過し、市場は現状の泥沼化を織り込み始めたと思います。

さらなるエスカレーションが懸念されつつも、ホルムズ海峡の封鎖や原油高など、最悪のシナリオがあらかた市場に織り込まれたことで、これまで買われすぎたドルの利益確定売りやポジション調整が出たのだろうと想像しております。

 

また、豪ドルが利上げされたように、 ECB(欧州中央銀行)も欧州のインフレ対応を意識していることが懸念されたのかもしれません。

ユーロ圏でもエネルギー価格高騰によるインフレ再燃が懸念されています。

これを受けて、

ドイツなどの主要国で、景気後退懸念が当初の予想ほど深刻ではないことを示す指標が出て経済指標の底堅さが確認され、ECB当局者から「早期利下げを牽制する」とタカ派的な発言が相次ぎました。

 

一方で、USDもFRBにより発表された経済見通しでは、2026年末時点のインフレ率予想が2.4%から2.7%へと引き上げられました。

エネルギー価格の上昇や堅調な経済活動を反映したもので、昨年12月時点では年内3回程度の利下げが示唆されていましたが、市場が期待していた早期の利下げ観測が大きく後退しました。

 

 

以上から考えて、ドルの独歩高は3月で終了してボラティリティある為替の動きになるのではないかと思います。

FX取引をしている私個人の希望的観測による見解ではございますが。

有事のドル高と原油高――緊迫する世界情勢下での投資スタンスと備忘録

 

アメリカによるイラン攻撃以来、「有事のドル高」が続いています。 

WTI原油価格は1バレル100ドル付近まで急騰。

株式相場は全体的に軟調ですが、個別銘柄に目を向けると、材料期待の物色も散見される特殊な相場環境です。

誰もが手探りで先を読もうとしている、そんな緊張感を感じます。

 

私自身は材料重視の短期売買に苦手意識があるため、基本は「静観」のスタンスです。

しかし、リスクヘッジとして、資産の2%程度を動きのありそうな銘柄に絞ってポジションを持ちました。

後日、自分の判断の妥当性を振り返るためにも、今回の売買銘柄とタイミングをメモしておきます。

初動の遅れとリスクヘッジの判断

2月中、トランプ氏がイラン攻撃の可能性を示唆した際、実現性は低いだろうと当初は静観していました。

しかしその数日後、「万が一現実になれば原油は暴騰する」と気づきました。

アメリカのイラン攻撃が現実にはならなくても、交渉期限に向けて原油価格が押し上げられる展開を予想しました。

慌てて「NEXT NOTES ドバイ原油先物 ダブル・ブル ETN(2038)」を確認したときには、すでに連騰後で手が出しにくい価格になっていました。

しかし、さらなる上昇の可能性を考え、金額を絞って参戦を決めました。

 4連騰後のため交渉妥結による急落リスクを考慮し、ロスカットしても許容範囲内に収まる金額に設定。

 下落時の買い増しも想定し、まずは35万円分程を購入。

 

その後、2月26日の押し目で35万円分を追加購入をしたつもりでしたが、発注ミスにより2万円弱しか買えていないという痛恨のミスもありました。

イラン攻撃開始と「直感」による銘柄選定

発注ミスを引きずったまま迎えた週末、月曜日に買いそこなった分を追加発注しようと思っていましたが、なんとアメリカがイランを攻撃。

「オイルショックの再来」を直感した私は、週明けの月曜朝、余力資金の範囲内で以下の銘柄を成行買いしました。

  • 共栄タンカー(9130): 地政学リスクによる運賃高騰と、原油不足に伴うタンカー需要の増大を想定。海運株の中でも特にタンカー特化銘柄に勝機があると考えました。

  • ウエストHD(1407)、レノバ(9519)、イーレックス(9517): 石油の代替エネルギー関連。紛争長期化により、世論や政府方針が再生可能エネルギーへシフトする流れを先読みしました。実績があり、利益を出している企業をピックアップしています。

  • WTI原油関連: 産油国であるアメリカの思惑(利権構造)からも、供給不安が続く限り、高値圏でもさらなる上値があると判断しました。

 直近のトレードと現在の心境

マネーゲームの様相を呈してきた共栄タンカーは、3月13日(金)の寄り付きで一旦利益確定。少し早仕掛けだった感は否めません。

その後、3月17日に海運セクター全体が大幅上昇。

海運は上げると思っていたため、のんびりしていたのは良くなかったと考え飯野海運(9119)を購入することにしました。

もともと買いたかった価格から上昇後では心情的に買いにくく、とは言え買えないうちに上昇してしまうと悔しさに耐えられないので、とりあえず3月18日に1単元のみ成行で購入しました。

前日に判断できていれば3単元注文していたところですが、私の判断力の低さが反映されてしまいました。

ここから3/17の水準まで下げてくれれば買い増ししたいところです。

 

紛争が落ち着けば、プラントメーカーにオーダーが入ると思うので、どこかのタイミングで日揮を仕込んでおきたいと思っています。

紛争始まってから、日揮の株価は下落基調だったので1900円くらいまで下げたらまとまった量を購入しようと考えていましたが、本日、10%ほどの急騰でした。

プラントメーカーは後からニーズが出るところで、実需ではなく思惑買いされただけと思います。

他の銘柄より足が遅いと想定して、もう一度買いやすい価格帯まで下げてくれることを期待しています。

 

不透明な情勢は続きますが、冷静な判断ができるように心がけたいと思います。

アメリカによるイラン攻撃の報道を受け、マーケットでは「有事のドル買い」が鮮明になっていますね。
本日もユーロドル(EUR/USD)は下落トレンドを継続。

節目の1.15ドル台を割り込む勢いでドル高に振れています。

紛争時、世界で最も流動性が高く「安全資産」と見なされる米ドルに資金が集中するのは定石ですが、EURも基軸通貨と思いきや、USDには未だ及ばないのですね。
私は普段、トレンドとMACDを重視していますが、こうした相場環境ではオシレーター系テクニカルは通用しないと思っています。
RSI(相対力指数)やストキャスティクスも、普段なら「売られすぎ」を示す水準まで下げれば反発を期待したくなりますが、今のような強いトレンドが発生している局面では、指標が底に張り付いたまま(いわゆる「バンドウォーク」状態)で下げ続けることが多々あります。
「数値が低いからそろそろ反発するだろう」という安易な逆張りは、今の地政学リスク下では非常に危険です。

こうした大きな局面で頼りになるのは、数値化されたインジケーターよりも、自分自身がマーケットから何を感じ、どう判断するかという相場観だと思います。
こんな相場で獲れる人は、ニュースの裏側を読み、大きな資金がどこへ向かおうとしているのか判断できる人でしょう。
「今はドルが買われる流れだ」と確信を持てるのであれば、テクニカルのサインを待つよりも、自分の直感を信じてポジションを取るべき時もあります。
 

株取引については、私は瞬発力を要する取引に苦手意識があります。

過去にチャレンジして失敗したことも理由の一つかもしれませんが、心が痛むような状況で利益を取りたい気持ちになれないので、荒れ相場には気持ちが向いていないのだろうと思います。

例えば、原油のETFを買えば原油価格が上がってほしいと思うことになるので、為替の方が気持ち的には楽なのかな?と感じております。

休むも相場で、無理に売買してストレスを抱えるよりも、一歩引いて静観する(情勢を見守る)ことも戦略ですよね。