有事のドル高と原油高――緊迫する世界情勢下での投資スタンスと備忘録
アメリカによるイラン攻撃以来、「有事のドル高」が続いています。
WTI原油価格は1バレル100ドル付近まで急騰。
株式相場は全体的に軟調ですが、個別銘柄に目を向けると、材料期待の物色も散見される特殊な相場環境です。
誰もが手探りで先を読もうとしている、そんな緊張感を感じます。
私自身は材料重視の短期売買に苦手意識があるため、基本は「静観」のスタンスです。
しかし、リスクヘッジとして、資産の2%程度を動きのありそうな銘柄に絞ってポジションを持ちました。
後日、自分の判断の妥当性を振り返るためにも、今回の売買銘柄とタイミングをメモしておきます。
初動の遅れとリスクヘッジの判断
2月中、トランプ氏がイラン攻撃の可能性を示唆した際、実現性は低いだろうと当初は静観していました。
しかしその数日後、「万が一現実になれば原油は暴騰する」と気づきました。
アメリカのイラン攻撃が現実にはならなくても、交渉期限に向けて原油価格が押し上げられる展開を予想しました。
慌てて「NEXT NOTES ドバイ原油先物 ダブル・ブル ETN(2038)」を確認したときには、すでに連騰後で手が出しにくい価格になっていました。
しかし、さらなる上昇の可能性を考え、金額を絞って参戦を決めました。
4連騰後のため交渉妥結による急落リスクを考慮し、ロスカットしても許容範囲内に収まる金額に設定。
下落時の買い増しも想定し、まずは35万円分程を購入。
その後、2月26日の押し目で35万円分を追加購入をしたつもりでしたが、発注ミスにより2万円弱しか買えていないという痛恨のミスもありました。
イラン攻撃開始と「直感」による銘柄選定
発注ミスを引きずったまま迎えた週末、月曜日に買いそこなった分を追加発注しようと思っていましたが、なんとアメリカがイランを攻撃。
「オイルショックの再来」を直感した私は、週明けの月曜朝、余力資金の範囲内で以下の銘柄を成行買いしました。
-
共栄タンカー(9130): 地政学リスクによる運賃高騰と、原油不足に伴うタンカー需要の増大を想定。海運株の中でも特にタンカー特化銘柄に勝機があると考えました。
-
ウエストHD(1407)、レノバ(9519)、イーレックス(9517): 石油の代替エネルギー関連。紛争長期化により、世論や政府方針が再生可能エネルギーへシフトする流れを先読みしました。実績があり、利益を出している企業をピックアップしています。
-
WTI原油関連: 産油国であるアメリカの思惑(利権構造)からも、供給不安が続く限り、高値圏でもさらなる上値があると判断しました。
直近のトレードと現在の心境
マネーゲームの様相を呈してきた共栄タンカーは、3月13日(金)の寄り付きで一旦利益確定。少し早仕掛けだった感は否めません。
その後、3月17日に海運セクター全体が大幅上昇。
海運は上げると思っていたため、のんびりしていたのは良くなかったと考え飯野海運(9119)を購入することにしました。
もともと買いたかった価格から上昇後では心情的に買いにくく、とは言え買えないうちに上昇してしまうと悔しさに耐えられないので、とりあえず3月18日に1単元のみ成行で購入しました。
前日に判断できていれば3単元注文していたところですが、私の判断力の低さが反映されてしまいました。
ここから3/17の水準まで下げてくれれば買い増ししたいところです。
紛争が落ち着けば、プラントメーカーにオーダーが入ると思うので、どこかのタイミングで日揮を仕込んでおきたいと思っています。
紛争始まってから、日揮の株価は下落基調だったので1900円くらいまで下げたらまとまった量を購入しようと考えていましたが、本日、10%ほどの急騰でした。
プラントメーカーは後からニーズが出るところで、実需ではなく思惑買いされただけと思います。
他の銘柄より足が遅いと想定して、もう一度買いやすい価格帯まで下げてくれることを期待しています。
不透明な情勢は続きますが、冷静な判断ができるように心がけたいと思います。