スピリチュアルっていうもんについて | The World of Wonder

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思うこといろいろ

昨日久々にマザー行って23:30には帰宅する予定がオールしたditaです。久々の始発の各駅停車でした。

 

さて、ハッキリさせてやろうと思って、今回スピリチュアルの正体について書こうと思います。

「ハッキリさせなくていいよ~ムカムカ」とかって突っ込むんだったらこっから読まんでよろしいです。

 

スピリチュアルがどこから来ているのか?

60年代のアメリカから拡がっています。これは、フラワーチルドレン的なヒッピームーブメントからやってきています。

Love Peace And Rock N Rollな時代です。

The Doorsです。

Janis Joplinです。

Jimi Hendrixです。

この辺りが有名になった時代です。

そして、この背景にあったのは?

そうです、VIEATNAM!ベトナム戦争です。ホー・チー・ミンの時代のベトナムです。

高校の頃、厚さが20㎝はあるだろうと思われる、VIETNAMというのを歴史の授業で読まされることになり、大変困り、読まずにいたら、内容をピックアップしてプレゼンしろってことになり、大変焦ったという私の中の歴史があるベトナム戦争です。

 

                            (ベトナム戦争反対デモ運動)

もう1つ、アメリカの歴史の中で1番大きく響いている

「勝てなかった戦争」がベトナム戦争です。

 

思い当たる理由は?

ヒッピームーブメントの Love, Peace, And Rock N Rollなんじゃないの?って私は思います。

 

      (ベトナム戦争反対運動「戦争反対・するなら愛そう(セックスの意味もあり)」のスローガン)

 

前置きなげー。なげーな、本当。すみません。

しかし、これないと、知らん人は知らんので。

 

このヒッピームーブメントは、カウンターカルチャー(ただ、ヒッピームーブメントだけではなく沢山の「外の世界」を、「社会的」にさせようといった意味の文化なのでこれだけではないです)って呼ばれています。色々な見解ありますが、私の中で、ベトナム戦争で徴兵あっても「行きたくない、戦争なんて行ったら死んじゃう」って思った若者たちの現実逃避の場所です。

だからって、あの頃のロックで名を挙げたバンドの人達が悪いとかそういう事言っているわけでもないし、そのカルチャーが悪いと言っているわけではないです。ただ、もう、そういうタイミングだっただけです。

 

このニューエイジってのは、神、霊、死者、はたまた宇宙人などの、「高次な存在」と言われているもんとチャネルして交信する、という考え方があります。何のためにチャネルするのか?それは、自己啓発なんですよ。

それをですね、このころは、ドラッグ漬けの人々だらけだったので、LSDなんかを舐めて、「神と交信する」とかなんとか言ってたわけです。

 

 

今はスピリチュアルって名前の変わっていますが、もともとは、このニューエイジから、チャネリングだの、噂話のように尾ひれなどがついてきて、レイキだの、オーラだの、現在ある「キラキラすぎね?」って思われるようなもんも「スピリチュアル~」って言われるようになったんです。

こうい思想の第一人称で大変活躍した人は、インド人であり、インド思想のある、マハリシ・ヨーギーって人です。

 

だから、もともとの、ニューエイジ(スピリチュアル)の定義は、東洋思想で、禅なんかも入って来るんです。

 

ただ、ここには、キリスト教っつうのの存在はありません。

また、キリスト教からもこういったもんは歓迎されていません。

 

じゃあ、今ある天使だの精霊だののキリスト教用語が出てきたのは何なの?って思いませんか?

また、あのいやな女の登場です。

はい、ドリーン・バーチューです。

あの女が、天使だの精霊だのをニューエイジの中にオラクルカードだの書籍でぶっこんできたんです。

「うぜええ、本当うざいわゲロー」(独り言です)

 

スピリチュアルというもんを生んだニューエイジっつうのは、「啓示の宗教」です。

啓示ってなに?

内省することです。内省して自分を知る事です。

それを、チャネルしながらやって行くというのが、ニューエイジです。

 

私が何を言いたいのかというと、現在スピリチュアルといわれているもんは、東洋思想の方が強かったということです。

ヒンズー、仏教、禅、この辺りです。

キリストもマリアも天使も関係ありません。

 

後は、この前、お友達のミレイちゃん(ミレイちゃんのブログはこちら)と電話でお話していた時に、魔術で有名だったアレスター・クローリーのトートタロット、また、現在一番人気のあるウェイト・スミスの、ウェイト版タロット、この2つの種類のタロットが日の目を見て、注目されたのもこの時代だと発見しました。

(両者とも、1800年代生まれで1900年に入ってから亡くなったとしても。)

 

また、前回のブログに書いた魔女宗教っていうのが活発になりだしたのもこの時代です。

 

                        (Mother Centre Meetingsの若者たち・現在のAMGSとは違います)

 

間違えないでください。

タロットがその頃に知名度が上がったと言っても、タロットは占いの一種でスピリチュアルとは関係ありません。

また、タロット自体、ニューエイジやスピリチュアルと関係ない、「マルセイユ」というのがもっともっと昔からあります。

魔術もまた同じことです。

ただその頃に使う人が増えたとか、注目度が高くなったという話ですので全部一緒にしないでください

 

時代を創るのは20代前後の若者です。

そして、そういう若者たちが、「ベトナムなんて行ったらダメだ、平和と愛とロックだ」とLSD、その他ケミカルに漬かって、「神と交信する」とかやってたら、自然に、それまで歴史に埋もれていた、「神秘なもの」というのが出て来るわけです。そういう時代だったんです。それが、ニューエイジで、現在のスピリチュアルの元となった「思想」「宗教」です。