「~ねばならない」「~べき」をやめる。


「~ねばならない」「~べき」が強いと、敵を作ってしまう。



昔外食関係の仕事をしていた時、自分の頭の中は「~ねばならない」の連発だった。


「お客様の満足を、自分の歓びと捉えなければならない」とか


「料理を運ぶだけではなく、お客様が何を求めているか感じなければならない」とか


「キッチンは、一秒でも早く料理を出さなければならない」とか


「トップたるものは、模範となる人格者でなければならない」とか


全て、とっても大切なことだし、最もなこと。


だけど、これをやりすぎると、当然敵を作ることになる。


「A」を主張すれば、「Aではない」と考えている人と争うことになる。


自分の場合においても、お客様の求めていることに気が付かない感性の低い人とたくさんぶつかったし、


キッチンの人間ともたくさんぶつかった。模範的でない経営者とも、うまくいっていなかった。


その結果、当然ながら店がギスギスしていた。


店を良くしようと、一生懸命にやっていることが、求めていない結果を生んでしまっていた。



世の中、「絶対に正しい」ということなんて無い。


結局どちらも正解なんですよね。


もちろん、「対立をするな」ということではなくて、「あえて対立を作るな」ってことなんです。


もっと楽に考えて、大事だって思っていることは、自分からやっていけばいい。


そういうことを、「インサイドアウト」って言っています。



生徒からこんな相談をもらったので、授業で例え話をしながら伝えてあげようと思っています。


「野球部にいるが、1年生が言うことをきかない


3年生に対して、ちゃんと挨拶もしないし、こっちが気を使って話しかけてあげても、ありがとうすら言わない。


ありえないですよね。1年生ですよ。自分が1年生のときは、先輩が荷物を持とうとしたら、真っ先に先輩自分が


持ちますって言います。」



という内容でした。


そこで、私は聞きました。


「で、1年生とはうまく行っているの?」


「うまくいっているわけないじゃないですか。どうしたら分かるのか困っています。」と答えてくれました。


このままだと、本人はイライラし、おそらく何かが変わらない限り、1年生との関係はぎくしゃくしたままでしょう。


そして、本人はチームを良くしようと一生懸命にやっていることが、裏目に出る結果にもなるかもしれません。


だから、こういう考え方もあるんだよって、新しい考え方も教えてあげたいと思っています。


もちろん、選択するのは本人の意思ですが。