■ ひとり稽古 命が感じられる
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原初舞踏の稽古は本格的に再開がされてなくて、思い出してはひとり稽古をしている。
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なかなか集中できないこともあるし、1人だと良くも悪くも自由。
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時間の長さや稽古の工夫も自分次第。
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日常でちらっちらっと思い出したように動くこともある。
これは稽古という程ではないかもしれないけど、感覚は積み重なる。
やらないよりずっといいと思っている。
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稽古を深めたい。
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その想いだけではあるんだね。
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せかせかしたスケジュールの一部みたいにしたらムリなわけで
時間を作って、稽古そのものと向き合うようにしてみた。
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夕方の1時間。
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ゆっくり力を抜いていく。
力の入ってるところが気になる。抜くように意識を向ける。
呼吸が気になる。気にすると、余計乱れる。
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日没。
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目を閉じてても光の加減が変わり、なんとなく日の入りを感じる。
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そろそろ立ち上がろう。
軸を立てずに起き上がっていく過程。
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力は思った以上に抜けていたみたい。
重力を受けた体に掛け合うように動きを生み出していく。
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動きを試みながら、最上さんが言っていたように他者を感じてみる。
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なんかわかる。
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その他者と力を合わせて体を起こし、ゆっくりゆっくりと立ち上がる。
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踊ってみる。
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体が動く。
筋肉に頼った動きとは違うと思うスムーズ感。
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身体の内側に命の空間を感じている。
平和であたたかくて静かで優しい。
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