四国勢初のJ1を成し遂げた徳島ヴォルティス。
昨日はJ1の先輩、サガン鳥栖との初陣に臨みましたね。
体調不良の選手も多く、ベストメンバーが組めなかったとは言え、0-5の大敗。
前半はシュートすら打てませんでした。
J1の洗礼を受けましたね。
対して鳥栖は、さすがの横綱相撲でした。
ここで、過去4年間のJ2末席昇格者の行方を見てみましょう
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【ベガルタ仙台】
2008J2 3位 18勝16分8敗 →J2残留
(J1の16位との入れ替え戦にまわり、J1昇格ならず)
【湘南ベルマーレ】
2009J2 3位 29勝11分11敗 昇格!
→2010J1 18位 3勝7分24敗 勝ち点16 得失点差-51 降格
【アビスパ福岡】
2010J2 3位 21勝6分け9敗 昇格!
→2011J1 17位 6勝4分24敗 勝ち点22 得失点差-41 降格
【コンサドーレ札幌】
2011J2 3位 21勝5分12敗 昇格!
→2012J1 18位 4勝2分28敗 勝ち点14 得失点差-63 降格
【大分トリニータ】
2012J2 6位 21勝8分13敗 プレーオフ昇格!
→2013J1 18位 勝ち点14 2勝8分24敗 得失点差-36 降格
【徳島ヴォルティス】
2013J2 4位 20勝7分15敗 プレーオフ昇格!
→2014J1 ??
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2008年は、J1の16位とJ2の16位のプレーオフがあり、結果的に
ベガルタは昇格を逃しています。
よって、データは過去4年分を見てみましょう。
湘南、福岡、札幌、大分。
はい、すべて昇格初年度に降格の憂き目にあっています。
順位も18位、17位、18位、18位。
得失点差も札幌のマイナス63を筆頭に、散々な結果です。
統計的に見ると、100%。
ヴォルティスの運営会社としては、J2降格を前提としたお金の使い方をしなければいけないです。
さらによく見ると、過去5年間で、徳島は最も少ない勝ち星(20勝)、かつ最も多い負け数(15敗)でJ1への昇格を勝ち取っています。
すなわちこの5年で最も弱いであろうJ1昇格者と言えます。
ちなみにJ1残留の安全ラインとされるのは、勝ち点40です。
過去4年でそれにもっとも近かったののは、アビスパの勝ち点24。
しかしながら、16も足りません。
過去5年の昇格者で最も弱いであろう徳島ヴォルティスがJ1残留を勝ち取るには、もはや奇跡を起こすしかないと言えましょう。
今回の開幕戦、サガン鳥栖に敗れましたが、鳥栖は昨年J1で12位の中堅です。
徳島の次節の相手はなんとフォルラン&柿谷を擁するC大阪。
その次は、天皇杯覇者の横浜FM。
ダブルのレアンドロが怖い柏レイソル。
王者サンフレッチェ広島。
強力な攻撃陣の川崎F。
・・・・と強豪との連戦が続きます。
ドラゴンボール、べジータの言葉を借りると、
「これからが本当の地獄だ・・・・」ですね。
徳島は元広島である、大崎や橋内も居ることですし、がんばって欲しいのですが。
15位、勝ち点40を目指してファイトだ、ヴォルティス!!