どうも!


昨日はついに筑後川マラソン大会でした~!

朝は6時10分起床!


会場に程近い、西鉄久留米駅のビジネスホテルで目覚めました。

う~ん、いい天気☆


ビジネスホテルで朝食をガッツリ取り、ガラガラバッグは置いて、7時15分ホテルを出ました。

西鉄久留米駅から宮の陣駅まで乗り、そこから百年公園まで徒歩です。


幻の左前足


7時45分くらいには受付へ。

室内のトイレ使おうとしたけど、長蛇の列のため、断念。

人多いね~


幻の左前足


受付を済ませて外へ。

仮設トイレ全く並んでない!


てなことで手荷物預けたり、ゼッケン装着したり、友人と落ち合ったりしてると、いつの間にか出走15分前の8:45に!

さて、おしっこをしようとトイレに行こうとしたが、なんといつの間にか長蛇の列に!!

仕方なく出走ゲートに並びました。


9:00フルマラソンの部、スタート!

これが地獄への号砲だとは、その時の僕は知る由もありませんでした。


さて、僕の当初の作戦は、とにかく1kmを5分30秒ペースで押していくというもの。

上記ペースで42kmをずっと進むと、3時間52分台のタイムとなり、サブ4が狙えます。

さて、この作戦がうまくいくのかどうか。


景観は河川敷のコースをすすむので、そんなに代わり映えはありません。

そんな中、僕は第一の給水ポイントでトイレに行くことに。

人が入っていたので、2分弱ロスしましたが、すっきりしてまた走り出しました。


11kmの通過が60分だったかな。

まあ想定内のペースです。


さて、コースの方は非常に狭いので難儀しましたが、進んでいくうちに人もだんだんばらけてきました。

サンフレッチェのユニフォーム着ている人、三人は見たな。


給水所はほぼ3kmごとで設置されています。

僕はとにかく水分と塩は絶対取るようにしていました。


それに、ハンガーノックを防止するためバナナですね。

体内にエネルギーが無くなると、ハンガーノックと言って、力が全く出なくなるのです。

よくドラゴンボールで孫悟空が、「腹減ってオラもう動けね~」と言っていますね。

あれは典型的なハンガーノックです。


そんなこんなで16キロ地点ぐらいかな。

対面方向からなんとランナーが!!


僕にとっては、遥か先にある折り返し地点を過ぎ、すでに28kmあまりを走行しているトップランナーでした。

スピード全く違うわ~。


そんなこんなでレースも中盤、折り返し地点です。

この折り返し地点はだいたい21.7kmくらいのとこに設置されています。

ここでのタイムは2時間を切っていたので、このままのペースを維持できればサブ4です。


しかししかし、このころから徐々に走るのがきつくなってきます。

足の痛みから、いつの間にかペースが落ち、6分/1km、そして6分半/1kmと遅くなってきました。


そして走行は30kmに到達。

かなりきつい。

ちょっと体に痺れを感じるようになりました。

まだあと12kmもあるかと思うと、絶望的な気持ちになります。


そして二の腕も痛い。

かれこれ3時間も腕を振っているので、腕までも痛くなるのです。



そして33km。

恐れていたことが起こってしまいました。

ピキン!

足が攣ったのです!

これによるスピードを出した走行が不可能となってしまいました。


一旦とまり、足を伸ばします。

少し歩き、そしてまた走り出しました。


これ以降は足のダメージにより、歩き、走りを交互に繰り返す移動になってしまいました。


自分の手に吹き出た塩も舐めながら、のろのろと進みます。

まさに資源の再利用。


なんでこんな苦しい思いをして走っているのだろうと、何度も思いました。

手が痛い、足裏が痛い、ふくらはぎが痛い、太ももが痛い、股が痛い・・・・


前に走っているランナーの肩に手をかけて、その人に引っ張ってもらったら、どんなにか楽だろうと妄想します。

そんなことを夢想していたら、僕の手が思わず、前を走るランナーにかかりました。

その刹那、そのランナーが僕の方を振り向きました。

「はっ!オレは何をやっているんだ!!」

僕はふと我に返ったのでした。


30km~40kmはきつくてきつくて、ほんとに地獄でした。

1kmごとの看板にたどり着くのに必死。

でもゴールははるか先でした。


それでも迎えた最後の給水地点。

僕はコップ2杯の水分に、バナナ一片、おにぎり一個をほおばり、最後の追い込みに入りました。


もうすぐでゴールだ!

40kmを過ぎ、ゴールに程近いイオンが見えてからは、幾分元気が出ました。

もうすぐだ

もうすぐだ


41km。


42km。

あと200m!


そしてついにゴール!!


4時間29分。


4時間は切れませんでしたが、

なんとかかんとか完走できました。


本当に本当にきつかった。

ハーフとは全くの別物。


ゴールしてからもスポーツドリンクををがぶがぶ飲みました。


~~~~~~~~~


友人と落ち合い、着替えてから、さあ会場をあとにしようと思ったのですが、なにせ疲れ果ててて歩き出せません。

しばらく芝生の上に横になることにしました。


しかしそのうちだんだんきつくなり、全身が麻痺していく感覚に襲われました。

友人にポカリを要求しますが、置いてくれただけで飲ましてくれません。

会場では歌手の生ライブが行われて、声も上手く届きません。

やっと少しだけ飲ませてもらいましたが、この頃から「ヤバイ!」と感じ出しました。


「ううぉお~!!」


なにせ体全体が痺れて、全く言うことを聞かない。

全身硬直で、右手左手は変な格好のまま、完全に固まってしまってします。

また、口も痺れて、ほとんどしゃべることも困難です。

呼吸も荒くなり、きつくてきつくてどうしようもありません。


「医者にかからないと、これはマジやばい!」

そう思った僕は、苦悶の表情や、声にならない声で友人に訴えかけ、なんとか医療班を呼び寄せてもらうことに成功しました。


人生初の担架。

しかし、僕は全く体の自由が利かないので、医療チームは僕を担架に乗せるのも一苦労でした。

体重75kgあるからな~。


移動中も医療チームのおばちゃんが僕に話しかけます。

「フルを走ったの?」

コクリと、頷くことしか出来ないぼく。


エイサホイサと運ばれ、医療テントの中へ。

テントの中は、既に多くの患者で賑わっていました。


熱は37.9度。

冷たいタオルでおでこを冷やされ、何度も何度も塩とポカリスウェットを口に運んでもらいました。


僕はめちゃくちゃきついんですが、お医者さんやスタッフの人は慣れたものですね。

冷静に対処します。

「これはどうかな?」

お医者さんに症状を確認してもらいますが、右足が攣っていたので、そこを触られると痛くてどうしようもありません。

てなことで結局僕、熱中症のようでした。


走る最中は給水所で常に水分、塩を取っていたし、ゴール後も水分を補給していたのに、このような事態になるとは・・・・

フルマラソンの恐ろしさを、再度認識しました。

考えてみれば、完走後体を見ると、自身から吹き出た塩だらけだったし、足を覆うスパッツは、黒なのに大分白っぽくなってましたからね。

これだけ大量に外に放出したということは、その分塩分はまだまだ足りてなかったのでしょう。


さて、時間が経つにつれ、徐々に全身の痺れも取れてきましたが、今度は左足が攣りました。

「ヴわ~!!¥*;!」

スタッフの人にマッサージを施されます。


そんなこんなで、テントには1時間半くらいはお世話になりました。

医療チームの方、ありがとうございました。

来年もこのテントでお会いしましょう!

って、それはいかんいかん(笑)


帰りは足を引きずりながら、そろりそろりと歩きます。

歩きがきついので、JR久留米駅までタクシー使いました。


完走は出来ましたが、本当に本当にきつい一日でした。

みなさんも、フルマラソン是非一度チャレンジされてはどうでしょうか!?


きっと、新しい世界が見えてきますよ♪





・・・・って、倒れた俺が言っても、説得力がな~い!!