スカパーでtotoのCMがあります。

いわゆるサッカーくじですね。


幻の左前足


ご存知でしょうか?

このCM、元日本代表の前園や名良橋が出演しています。


幻の左前足


幻の左前足


このCMを審判的見地から考察してみましょう。



①アンダーシャツ


さて、まずアンダーシャツですね。

競技規則2012/2013の21ページ。

”アンダーシャツを着用する場合、その袖の色はジャージまたはシャツの袖の主たる色と同じでなければならない。”


このCMでは、前園、名良橋らが着用しているユニフォームの色はオレンジ×紺です。


基調の色はどちらでしょうか?


幻の左前足

はい、上の画像を見ても分かるようにオレンジですね。

背中を向けている選手の、オレンジの面積が大きいことからそれが分かります。


ところがアンダーシャツの色は紺。


よって、このアンダーシャツでは競技規則に違反ですね。

一見違和感は無いんですけどね。



②副審の旗、意味不明


スローインをしようとした名良橋

幻の左前足


副審が・・・・

幻の左前足


旗を上げます

幻の左前足


何事かと思ったら名良橋、

実はタッチラインを大きく出ていました。

幻の左前足

上記画像で分かるように

このとき副審(緑ワッペンなので4級)は旗を上げて審判の注意を惹いた後、

なぜか旗を右側に倒しています。


これは意味不明ですね。

まだボールを投げる前なので、インプレーになっていません。

よって名良橋はタッチラインに下がればスローインを行えます。


旗で方向を指す必要性がないので、これはNGですね。


また、もう少し厳しいことを言うと、今回は旗を右手に最初から持っていたので、おかしいと言えばおかしいです。


実は、副審はフィールドに正対する際、旗を通常左手に持っています。

なぜかと言うと、主審に旗が見易いように、主審に近い側で旗を保持するからです。

なのでこのCMの審判はセオリーに沿っていません。


ただ、僕がその持ち手を意識しだしたのは、3級になってしばらくしてからです。

よって、CM設定での4級の審判が意識できないのは当たり前なので、実はリアリティがあると言えます。


これがCM上1級や2級ワッペンだったら、

突っ込むところですが(笑)



ではこのへんで~☆