はい、昨日は糟谷郡の審判講習会に行って来ました。

僕は地区の違う北九州市民ですが、「1級審判の穴井千雅氏が講師」ということで、Cトレメンバーにもお呼びが掛かったわけです。


1級審判が講師とは、なかなかお目かかれないですよ~。

穴井氏は現在、主にJリーグディヴィジョン1の舞台でで副審を務めています。


講義はスタンダードビデオを見て、ファウルの判定をする流れでした。

スタンダードビデオとは、JFAが作ったビデオで、「これはファウル、これは退場のファウル」などの基準を示すビデオのことです。


さてさて、その講義で穴井氏が実際にJリーグで行った事象から、今回問題を出しましょう。


Aチーム左サイドの攻撃。

オフェンスの選手がボールを故意に左手でコントロール。

しかしながら、主審は串刺しになって、その事象が見えませんでした。


ここで副審を務めてた穴井氏フラッグアップ!

ハンドリングの反則をアピールです!



さて、ここで問題。


まあ一般的に、レフェリーサイドのファウルについて、副審はサポートしませんね。

アシスタントサイドなら副審に距離が近いのでサポートしますが、レフェリーサイドはあまりに距離が離れているからです。


では上記事象で、穴井氏のフラッグアップに主審は気づいたのでしょうか?

また、気付いたとするとなぜ気付けたのでしょうか?


舞台はJリーグですよ。



【正解】


シグナルビープを用いたから、主審はフラッグアップに気付いた。



シグナルビープを知らなかった方、すみません。

Jリーグの場合、副審のフラッグにシグナルビープと言うものが仕込んであります。


副審がフラッグアップの時にボタンを押すと主審に合図が送られ、主審は笛を吹けると言う寸法。

なのでJリーグの場合、旗の見落としがほとんど起こらないのです。


意地悪な問題ですいません。


まあわれわれ一般の審判は、レフェリーサイドのファウルサポートは難しいと思いますので、主審に任せて良いかと。


ではでは☆