今日は新年初吹きでした。

すなわち初主審ということです。


今回は、プレイヤーの方にも最低限知っておいて欲しい基本のルールを記述してみましょう。


●コイントス


練習試合等では、コートを決めるのに主にじゃんけんで決めたりしますね。

しかし正式には、エンドを決めるのはコイントスによってです。

僕が4級取るときに、「へ~そんなんだ~!」と驚いたことを覚えています。


ちなみに、コイントスに勝ったチームはエンドを選択出来ますが、

ボールを選択することは出来ませんので、あしからず。



●キックオフ時


ボールを前方に蹴らずに、後ろに蹴って始めようとする人を時々見かけますが、

これはいけません。

サッカー競技規則 第8条にはこのように書かれています。


「ボールは、けられて前方に移動したときインプレーとなる。」

      

前方に蹴らないと始まらないので、後方に蹴った場合はやり直しをしてもらいます。

尚、よく知られていることですが、キックオフから直接得点することが出来ます。



●ハンド


相手チームの選手の手にボールが触れただけで、よく「ハンド!ハンド!」とアピールすることがありますね。

しかし僕が主審の最中、選手の手がボールに触れても、ハンドのファウルをとることはそんなに多くはありません。


第12条の直接フリーキックになる反則として、このような記述があります。


「ボールを意図的に手または腕で扱う」


この”意図的”という文言が重要ですね。

意図的でない限りはハンドではないのです。


試合中、ボールのイレギュラーや目測を誤るなどして、手や腕に当たることは正直多いもの。

しかし意図的にハンドするような例はそんなに多くないです。


中盤ではあまり見かけないですし、やはりゴール前や、決定的スルーパスを頭上に通されそうなときでのものが多いのかな。



●主審の手


笛を吹かれてたが、何の理由で吹かれたのか分からないときってありますよね。

その時は主審の手をみましょう。


主審の手が真上に上がっていたら、それはオフサイドの可能性が高いです。

オフサイドは相手方の間接FKになりますが、オフサイド以外の反則で手を上げる機会はそう多くはないからです。

ちなみに間接FKになる反則は他に、ペナルティエリア内でキーパーが6秒以上ボールを保持することや、足を高く上げる危険な行為、シミュレーションなどがあります。



●スローイン


第15条に以下のような記述があります。


「ボールを投げ入れるとき、スロアーは...ボールがフィールドから出た地点から投げる」


当然といえば当然ですね。

しかし少しでも相手ゴールに近いほうでスローインしたいのが人情というもの。

よって、放っておくと選手はまったく違う位置から投げようとするので、主審はボールが出た位置をちゃんと見ています。

僕の場合は、まあだいたい2メール以上違うと「位置はもっとこっち」と注意するかな~。


ちなみに実際にボールが出た地点より、味方ゴールに近い側からスローインしてもダメです。

「ボールがフィールドから出た地点から投げる」が規則ですから。




今日はこのへんで~☆