僕がまだ4級審判だったころ。
中学生の試合を裁いておりました。
コナーキックのチャンス。
しかしあれれ?
コーナーキックのキッカーが一度ボールを軽く蹴った後、もう一度触ってセンタリングを上げました。
え?
見たこともない光景に、一瞬あっけにとられた僕。
あわてて笛を吹きます!
「ピー!!」
当時ルールを良く知らなかった僕は、キッカーにもう一度やり直しをさせました。
さて、正式な再開方法はどんなものだったのでしょう?
正解は、違反のあった場所から相手側の間接FKです。
ルールの適用を間違えた僕が、試合後に先輩にダメ出しされたのは言うまでもありません。
では似た事例を挙げましょう。
①キックオフの時、キックオフを行った選手がインプレーになった後、他の競技者に触れる前にボールに再びプレーした時はどうなるでしょう?
まあいわゆる、キックオフ時の2度蹴りですね。
これも同じく、正解は相手側の間接FKです。
また問題です。
②フリーキックの時、ボールがインプレーになって、他の競技者に触れる前に、キッカーがボールに再び触れた場合はどうなるでしょう?
もうお分かりですね?
そう、相手方の間接FKになります。
③PKのときも同様です。
ただ、PKの場合はポスト、バーの跳ね返りをシュートする可能性がありますね。
勿論これは2度連続してボールにプレーしていることになるので、相手側の間接FKになります。
④ではスロアーが投げたスローインのボールに、再びフロアーがプレーしたらどうなるでしょうか?
これも正解は相手方の間接FK。
いろいろ見てきましたが、要は
「プレー再開時の2度連続のプレーは、相手の間接FKになる」
と覚えれば大丈夫なわけです。
ちゃお~♪