公式戦の審判での出来事。


選手チェックのため、メンバー表を出してもらいました。

見ると、7人目までしか選手名が書かれていない。


「書きかけやないかい!」

と思い、僕はさっそく差し戻そうとしました。


しかしなんと、返ってきた答えは

「今日は7人しかいないんです。」

「なぬ~!」


後から聞いたところによると、けが人+インフレエンザでそのような人数になったようです。

どちらかのチームが7人未満の場合、試合は始められないので、ぎりぎりの人数なのですね。


「7人対11人じゃ、人数少ない方大変だな~。」

ちょっとドキドキしながら試合開始の笛を吹きました。


試合はやはり11人チームが押す展開に。

7人チームも奮闘しますが、健闘むなしく大差で敗れ去りました。


ところで試合中、この7人チームの1人が怪我やレッドカードで退場してしまったらどうなるのでしょう?


Laws of the Game 2008/2009 (競技規則)の62ページには、以下のように書いてあります。

「試合開始前の1チームの競技者の最少人数は7人以上とし、試合中、いずれかのチームが7人未満となった場合、試合は続けないものとする。」

つまり6人になった時点で、試合は終了なのですね。


でもまてよ。

11人対7人の試合で、もしも7人チームが勝っていた場合、1人わざと怪我の振りしてピッチを去れば勝ち逃げできるやないか!


あ、でもそんな奇跡的なこと、起こりえないか~|* ̄o ̄|