10月に入り、2016年度も下期突入ですが、お約束通り今回は「恋んトス」について、この3ヶ月をざっくりと総括していきたいと思います。
各シリーズを通して思うが、客観的に誰が誰を好きになって、どうやって駆け引きしていくか、そんな反応を見るのは、自分の恋愛に対する戒めにもなるため、いつも非常に勉強になる。
今回も個性派ぞろいだったが、特に注目していたのは人情派、広島出身のマサ(22)。その気配りやチームを陰から表から支える彼の姿勢はMVP級の活躍をしたといっても過言ではない。
彼に関しては個人的に感情移入する部分も多く、特に優花との別れのシーンはおそらく涙した視聴者も多かったはず。
マサにとっては途中加入・メグとの関係も気になった。結果的にメグとしゅうじが結ばれたが、この結果にマサはどんな感情を抱いているのか、本音を聞いてみたいところだ。
個性派ぞろいの面々の中で、彼のような縁の下のバイプレイヤーがいたことは今回のシリーズでかなり大きく良い方向に働いたんではないだろうか。
それと個人的にはこれまた途中加入のライフセーバー・ショウも気になった。とても好感の持てる青年だなという意味で。
トレードマークの髭を剃ってメグへの誠意を形にしたが、結果は先般の通り。非常に気の毒ではあるが、悔いのない彼のすがすがしい表情には救われた。
回数的にはあまり多くお目にかかる機会はなかったが、シーズン3のニコラスのように、彼にその気があれば再登板させてあげてもいいのではと思った。
そしていなっちと勇馬の関係性もムズムズした視聴者は多くいただろうが、恋愛ってこんなもんじゃないかなと思った。
やっぱり動き出さないと始まらないけど、相手が別の人を好きになっている以上は動きたくても動けないのが常だと思うし、勇気と決断力とはいうけれど、人間が常に恋愛に対して貪欲であっても、常にじゃあアグレッシブに行けるかと言ったらそうではないだろう。
俺も好きな人がいたころは「どうやってアピールすればいいんだろう」とかよく考えたものだけど、それを考えてる間に月日はあっという間に経ってしまって、中途半端な形で終わってしまったこともある。
恋愛の駆け引きは、強いて言えばピッチャーの交代並みに難しい、そんな例えでよろしいでしょうか?笑
勇馬に関しても、言い方は悪いけどプレイボーイ感、いい意味でモテる男だから、俺としては感情移入しにくい部分もあったけど、彼がどんな恋愛観を持っているのかは同年代としてかなり興味深くて、自分自身も将来のことを考えるいい契機になった。
そして途中でまさかの海の家クビ宣告を受けて志半ばで仲間の元を去ったまほ、コイントスで不運な形で卒業した優花。確かに中途半端感、尻切れトンボ感は否めないかもしれないけど、これも恋んトスの宿命なのかも。
今年もメンバー再募集をしているわけだから、冬の改編でまたお目にかかれる可能性もあるけど、次回作があるのであれば、今作を上回る、歴史に残るシリーズになってもらうことを切に願うばかりだ。
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