話すお仕事 | かまたきみこ「天軆観測」

かまたきみこ「天軆観測」

かまたきみこ オフィシャルBlog
作品を生み出す自分の身体は
美しい自然であり天体。
豊かなイメージで観測します。

8月8日はテレビの収録でした



昔から憧れのある方が
番組メインをつとめておられましたので
めちゃめちゃ…ラッキーです!!!

はぁ    嬉しい…




さて


カメラが回っている時に
スムーズに話をすることって
なかなかできないなーーって思いました
テレビに出ているお仕事って
言葉と時間と体験の技術なんだな…




それでもね、面白いなと感じたのは
ワンシーン撮るごとに、
スタッフの方や、メインの方の反応が
すごくハッキリしている



むつかしくて
これでは情報が混乱する
分からない
…という状態になると、
ちょっとしたストレスの空気がただよい


これなら伝わるな
という手応えがあると、穏やかになる


プロの方なので、撮影しているうちに
そうやって
進行、変更を、表現するのが
瞬間なんです、早いんですね



台本とは流れが変わってきていたので


わたしも空気を感じたのか
自分の話す番が近づいてきて

あ、これは台本通りのようには
きちんと話せないし、伝わらないなぁ
と諦めがついて

リラックスして、自分から素直に言葉が
出るに任せました

次のシーン、次のシーン、はい次のシーン

思いのほか、撮影するシーンが多くて
とにかく素直に反応していく
って感じでした



テレビ撮影されてる方ってね
視聴者の感じ方をそのまま
自分の体感に予感して
お仕事しておられるんじゃないかな…
そんなふうに感じた


送り手   ←→ 受け手
が、しっかりと相互作用を起こしている



わたしは、昨日、数時間お供させていただいた
だけですが


その場で気持ちの良い言葉を話され
的確な感想や質問をされる
メインの方のムードが
素敵だと思った!



その場で的確に言い切る
って
難しい


わたしは、まだまだ、自分の言葉が詰まるし
話している途中に、わからなくなったり
迷ったりする

自分の嬉しさや心地良さは
表現できるけど

一言一言の正確さ、語尾まで真っ直ぐ話しきる
明快さ

どうしたらそうなれるかな


こうして自分を掘って
ブログで言葉の練習することが
その明快な言葉の1歩を踏み出していることになる!
そう信じる。



博物館のトークイベントで、刀の職人さんと
話をするわたしにとっても


勉強になりました!!




備前長船刀剣博物館


撮影終わって
職人さん、学芸員さんと


かまた  水野刀匠  福武研師  杉原学芸員