帰ってきたブーツ | the sun streaming through the leaves of trees

the sun streaming through the leaves of trees

結婚を機に関西から東京に移り住み、
タァ様(オット)とふたりで暮らしています 

読んで下さる方に何かお役に立てるように
暮らしの中のちょっとした工夫、お店情報楽しみなど共有できるブログを
作っていきたいと思います!

コットン素材のドルマンスリーブのニットも、肌寒い

この服も、もう着れなくなるー と

秋の短さを切なく、予感しながら

となり町までブーツを引き取りにいきました


一昨年、誕生日にプレゼントしてもらったもので

歩きやすくて、足が痛くならなくて

そしてそして

11月にもかかわらず真冬のように凍えるパリの寒さから、私を守り

一緒に石畳を歩いてくれた

旅の思い出のつまったブーツ

好きすぎて、繰り返し履くものだから

くたびれ果ててしまったので

クリーニングに出していたのでした


店主らしき人がレジカウンターにブーツを置き

ご確認ください、という言葉と同時に

「わー!キレイ!」と私 感嘆の声をあげる

あのくたびれ果てて傷だらけのブーツが新品同様・・・

グレーなのか、カーキなのか、一言で言えない微妙な色合いが

損なわれる事なくそのまま保たれて

傷跡などもまるでなかったかのように丁寧に補修されていて

予想以上の職人技の素晴らしさに感動


私が目を輝かせて喜んでいるのを見て

「そういってもらえると、次の仕事の励みになるので本当に有難いですよ、

彼女が作業をしたのです」とその店員は横にいる笑顔の素敵な女の子に目を向ける

私はその女の子に笑みを返し改めて深々と礼を言い、ブーツの入った紙袋をもって

店をあとにしました

鼻歌を歌いながらスキップしたくなるような気分に


その後スペイン旅行から帰国した母から携帯に

「あのバッグ(LVのトート)もうないんだって、白いのはあったんだけど 残念 ごめんね」とのメール

私は「元気に帰ってきてくれたら十分嬉しいよ♪」とすぐ返信


母が無事帰国したことに安堵しながら

ちょうどいい、新婚旅行のときに買い求めたCOACHのバッグ、

スエード部分が汚れてあきらめてしまったけど

なんとかキレイにしてみよう、と買い替えを思いとどまったのでした


the sun streaming through the leaves of trees