病気の辛さはなんだろう。



いつ治るかわからない不安?


誰にも理解してもらえない苦しさ?


どうして私だけという思い?



短大二年生になり
症状はどんどんひどくなっていた。




暑い夏の日
もうほんとにがんばれないと
精神的にほんとに限界だなあと思った日



親戚の人から
連絡がきたのだ。




自分が通ってる鍼の治療に行って
みたらよいんじゃないかというものだった。



なんで耳が悪いのに
鍼なんだって?思ったけど



とりあえず自分もほんとに鍼で助けられたから
ということで…



期待してまた効果がないとがっかりするから

治るかわからないけど
まあ期待もしないで
とりあえず行った。




優しい男の先生だった。
脈診といって脈から
体の状態を
みて

全身に鍼を打ってもらった。





鍼ってなんとなく怖かったけど
思ったよりも全然痛くもなくて



そしてびっくりしたのは

診察終わって外に出た時

あれ?!なんか体が違うような?




これは、気のせいかなと?思いながら




体も楽だし、気持ちもなんだか良い感じがして

これはいままでになかった感覚だった。




このあと友達から連絡がきた。


遊びに誘われたんだけど、普段ならためらうんだけど


大丈夫かもと思えて、遊びに行くこともできた。



もしかすると良いのかな?




しばらく間を開けないで
通うことにした。



とにかく首が突っ張る感じが
常にあって

整体などにも
通っていたのだけれど

鍼に行くとその感覚が
徐々に短くなって



そしたら3~4カ月で見違えるように
私の体が回復していった。



めまいと同時に頭痛も肩こりも
ずっとひどくて、
めまいが始まると
首が引っ張られる感じがあり
まっすぐできなくなったりしていた。



耳が原因で耳を治さないと
いけないと思っていたが

首や肩のコリが
こんなにもめまいに関係していたとは
思わなかった。




このときに症状がでている部分だけを
治すというのは体の根本からの
治療ではないんだなあと思い

もちろんこの首や肩が凝るということも
体のいろんなことが関係してなっているのだから

ほんとに体は繋がっているのだ
ということを痛感した。




その先生は、東洋医学からみた私の体の
状態を教えてくれ食べ物などの
アドバイスなどもしてくれた。




もちろん急に回復したわけじゃなく

めまいの頻度が少しずつ少なくなり、



そんな回復の仕方だった。