めまいが始まると
何回も吐いて
吐けるものないくらい吐いて

それでもめまいは収まらず



おなかはすいても
動けないから
作ることも
買いにもいけない



精神的にも
参って


そんな状態が続いて


死にたいとは
思わなかったけど



症状がひどいときは、
ベランダから落ちたら
どうなるかな?
なんて動けない体で
朦朧と
考えたこともあった。




ほんとに普通に生活できている
友達がうらやましかった。




症状も辛かったんだけど


薬を飲んでも治らないことがすごくつらくて


いつまでこの状態が
続くのだろうと思って
それがものすごくストレスだった。



お母さんも心配して、ネットで調べて
これで治った人がいたとみつけると
すぐに連絡くれて
それを送ってくれたりした。



銀杏が良いと聞けば、銀杏を食べたり

ハチの子エキスが良いと聞けば
ハチの子を

指にテープまいてめまいが治るとか

ビールを飲んだほうが良いとか

水分とるなとか

とにかくいろんな良いと聞けば、試していった。




もう水分さえも、気にしなきゃないなんて


でも、同じ症状なのに、真逆のことを書いてあったり
症状が辛いのに、いろいろ自分で調べなきゃないのも苦痛で

とにかくいろんなことがストレスとなった。



でもお母さんにはほんとに助けてもらった。



お母さんは、

「毎日電話したらあんたも迷惑だろうけど」、と言って


でもひどい時は、様子を伺いながら
そうやって連絡をくれていた。



「お母さんはね、みんなの健康守るのが趣味なんだから、あはは~」と

よく言っていた。


そうやって、私に負担に思わせないように言ってくれているんだろうと

気を使ってくれるお母さんの気持ちが嬉しかった。




もうだから、あの時は
ここまでしてもらってるから
だから死ねないって

両親をを悲しませたくないと
そんな思いが私を繋いでくれていた。





この時は薬も
そのサプリも、
食べ物も

いろんなものを試しても
全然よくならないから


なんかそれから私の頭の中で
口にいれるものは効果がない
というのが出来上がってしまっていた。

食べ物って大切って言葉を
耳にしても
なんかピンとこなかった。




とにかくでもほんとに
神経質にもなってしまって
あーしなきゃとか、こうしなきゃとか
できなければ自分を責めるみたいな。




何が自分の中で
だめなのか

とにかく健康のために
なにかしても
たとえば、歩いたり


でもそのあと体調悪くなったり、

少しでも無理するとだめで


勉強とかも
集中して何かに取り組むこととか
できなくなって



体調良いときに
がんばると
必ず反動がくるし


とにかく一度限界を
超えると体は
なかなかいうことを
聞いてくれない。



前にも重々反省したのに

また自分の限界を無視してしまう





だんだんそうなると
がんばることができない自分に
なっていった。

自分を責めてばかりの
毎日だった。




わたしなにか悪いことしたのだろうか?







もっと頑張りたい、もっと私はできる、もっと、もっと




病気にさえならなければ、





なんでこんな体に生んだんだと



おかあさんに泣きついたこともあった。





おかあさん、ごめんなさい。






でも悔しかった。





先なんてみえなくて、楽しい未来なんてとても想像できなかった。