とにかく薬を飲んでいても
症状が一向に良くならなくて…



いったいいつまでこんな状態が
続くのだろうと




いつ治るかわからないことが
一番の不安だった。



どんどん精神的にも追い込まれていく感じだった。






このあとの出来事がのちに私に薬を飲まないという

決断をさせることとなる。




あるとき薬を飲むと
変な精神状態になるようになった。



はじめは、薬が関係しているとはきずかなくて

夜、急に変な気持ちになった。




表現は難しいけれど

集中できなくなるというか
なにも考えられない
考えたくない…



自分で自分がこわくなって
このままでは
だめになりそうな

どうしようもない気持ち。



怖くて、


一人だし、どうしようもできなくて

とりあえずその時はこわいから必死に眠りについた。



でも朝になるとその症状はなくなっていたのだが…


また薬を飲むと同じような気持ちになった。





これは、薬の影響なのかな?



精神安定剤のような薬を飲んでいた。



耳鼻科の先生にそのことを伝えると

気のせいだから


飲み続けなさいと言われた。



気のせい?

これが気のせいなら
なぜこんな気持ちになるんだ?




めまいもひどくて辛かったけど


この時は自分が自分でコントロールできなくなるというか
この時の心境は、
間違えば
とても怖いことに走ったかもしれないくらい
辛かった。




しばらく飲んでみたけど
やっぱりおかしくて

そのことをおかあさんに話したら



いろいろ話を聞いてくれる産婦人科の先生がいるからと言われて

その先生に相談しに行った。





その先生は、

「薬が原因かもね~その安定剤だけ
飲まないようにしてみたら?」と言ってくれて


それで…


飲まなくなったら、やっぱりその変な症状はでなくなって


やっぱりこの症状は薬が関係していたことを知り



薬の怖さを知った。





私たちは、出されれば必要だと思って飲むし
勝手にやめることもできない。



その産婦人科の先生にそういってもらえたから
止めることができたけど、あのまま飲んでいたらどうなっていたのかと思う。




ほんとに助けてもらったと思っているんだけど




その先生何年か前に
自分で命を絶ってしまった




どうしてあんないい先生が
亡くなってしまったんだろうと
切なくなるけど





それからも薬は仕方なく症状があれば
飲んできたんだけど。。



どうしても精神的な薬だけは
飲まないできた。




私がパニック、うつ病と言われて
薬を飲まないと決めたのには
この時の悔しい思いが
一番大きかったのかもしれない。




あの状態で飲まないと決心することは
勇気がいったけど




それが当たり前の世の中に対して
これで良いのかと



薬は、症状を軽減させてくれるけれど
副作用も大きいということ。



根本からの治療にはならないということ。



自分で判断して選ぶのであれば
良いけれど


飲んだリスク、薬で治ると思って飲んでるのに
治らなかったら、どうだろう?



とにかく薬ばかりに頼るのもよくないと
思い始めていた。