S,I,G,A 滋賀 | crystal boy オフィシャルブログ 「グレイな街並みに彩を・・・」 Powered by Ameba

S,I,G,A 滋賀

前の滋賀から来てくれた彼で思い出しましたが



滋賀には変な思い出があります。。



3年程前のことかな。。。



こっからはかなりアパレル裏話です




まずBPMの自社のネット→コチラでのお客様は過去1度たりともクレームなんかは来た事がありません。




なぜなら自社のお客様はBPMというお店、セレクト、全てを愛してくれている方達ばかりだから。。。





中にはアーティストの中にもウチのお店で良く買って下さる人もいます。。




偶然フェスで会った時、自己紹介ついでにBPMのオーナーですよ言うと




『あっっっ!!!チェックしてます、いつも良いアイテムありがとうございます!!!』





と言われて、とてつもない幸せに包まれた。。




。。。。。。。






しか~し楽天は巨大なマーケット→コッチのお客様は、多くの店から、ただ欲しい商品だけを求めて注文するお客様が多い。。





欲しい物さえ届けばどこでも良い!!!





その為に。。。




店に思い入れがない!!!!




わけです




BPMでは通販と店頭で商品を売っており、売り違いという事態が起こる事があります。




簡単に言うと、通販でオーダーが来た商品が、同時に店で売れてしまうという事です。。









ウチの当時の店長マッキーは女の子のように、よく絵文字を使う子で、あるお客様に、いつも通り売り違いすいませんメールをPOPな絵文字入りのメールで返したそうです。




モチロン悪気もなければ仕事を舐めてるわけでもなく、精一杯のサービスのつもりです。




それが、あるお客様の気に相当触ったらしく、怒りの電話をかけてきました。



スイッチの入りやすいマッキーもかなりチンチンに怒ってしまい、なんだこの人は~~となってるし、ない物はもうないし、どうしようもないことになってました。



『もう無視しときましょう』



『イヤ、不快にさせたのはコチラのせいだ、俺が電話する、、』



『もうほっときましょうよ』



『いや、話せばわかる。なによりこの店を嫌いになって欲しくない』




そして私は電話をしました。。




コチラの無礼、対応の悪さを散々言われました。そして彼女の誕生日にあげるつもりだったその商品がどうしても手に入らないのか??、誕生日はもう明日なんだ!!!!もうないのか!!!!と。。



ウチの店はヘンテコな物ばっかり売ってるので一点物が多い。




そのヘンテコな物は、偶然にも何日か前にウチのメンバーのノリ

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の誕生日にあげたウエストポーチでした。




ノリにお客様がどうしても彼女にあげたいモンなんだ!!!と熱く事情を話すと、快く他の商品と引き換えに変えてくれた。。。





もう一度電話をする。。。



『商品はなんとか用意できました!!!!』



しかし彼は今日中に持ってこいと言う。。



時間は昼の3時。。



。。。。。。。。行くか!!!!




『本気で行くつもりですか!!!』




『お前のミスはお前に店を任してる俺のミスだろうが!!行くしかないだろ!!』








しかし、何で行こ~車かぁ~~電車かあ~~~しかも雨~~~(ノДT)





煙草を吸って迷いに迷ってた時に一本の電話が。。。





『クリちゃん今何やってんの~~???』




『今から滋賀に。。滋賀に行くみたいです』




『なんで~~?』




事情を説明すると




『まあ、俺も暇だし、ドライブがてら行くか!!!ちょうど今日久々にフェラーリ乗ってるし』




私にはいつも遊んでもらってる半端ないおセレブなパイセンがいるんです!!!




彼らからしたら僕は貧乏人。。。らしいです(T_T)




『クリちゃんは貧乏だから良いよ~~』



と名古屋は錦(夜の蝶がいっぱいいるところ)の街に出ても、私は財布を開く事も無いくらいです。。



そんな御方からの神の声



そしてバック1つを届ける為にフェラーリでGO!!!!贅沢な話!!




あの頃は430だったかな?



スクーデリアだったかな??



ちなみに1年に1回くらいフェラーリを買い替えてます。。。。。。スゲェ~~~~




とにかくふつーだったら名古屋から滋賀って何時間かかるんだってのがたった1時間で到着。。ヽ((◎д◎ ))ゝ



モーゼの十戒のように道が空いていきました。





しかしお客様のウチの付近はフェラーリでは走行出来ないくらい狭い道だった。




近くであろう場所に車を止め電話。。




降りしきる雨の中、商品が入った袋を濡れないように胸に抱きながら




お客様が住んでる家でピンポンを押した。




出てくると






『えっっっっ、、、、あれ!!???オーナーの!!nobodyknows+の方ですか??!!』




『、、、、そうですよ』




『なんで??忙しくないんですか??』




『忙しいですよ、、でもこれも大事な仕事で、大切な僕の店なんで』





『。。。。ありがとうございます。。スイマセン』




電話で怒りに震えてたお客様は、会ってみればとても普通でしかも礼儀もしっかりした人だった。




『いえいえ。。。彼女さん喜んでくれたら良いですね』




と言ってその場を去った。


ずぶ濡れの僕はフェラーリを飛ばしてくれた先輩に、お客様が言ってくれた『ありがとう』のその100倍くらいのお礼を言って僕らは名古屋に帰った。。







後日、滋賀の彼から菓子折りが送られてきた。




『彼女がとても喜んでくれました、、、、、』と。。。






無理してでも行って良かったなと心から思った。。




気持ちは伝わる。と思った。。







僕はその菓子折りを食べながら、スイマセンでしたと謝る店長に



『こうゆう店であろうよ』



と笑った。。。