Impact Wrestling 

Turning Point 2020 11/14/2020
Impact Wrestling世界タッグ王座戦
ザ・ノース(c)(イーサン・ペイジ&ジョシュ・アレキサンダー)対ザ・グッド・ブラザーズ(ドク・ギャローズ&カール・アンダーソン)

 

的確なタッグワークで小刻みな攻防を重ねていく形。イーサンの顔芸やアピールは良いアクセントになっているものの、大きなうねりにはならない。特に悪い所はないけれども、大きな加点もない。でも彼らの実力であれば、軽めの試合であっても、もう少しクオリティは出して貰いたい。王座交代もあっさり感満載。平均的良試合。
評価:***1/4

Impact Wrestlingノックアウツ王座戦-ノーDQ
スー・ヤン(c)対ディオナ・パラッツォ

 

ギミック感を出しながら進めていくハードコア。テーブルなどは出なかったが、椅子やロープを使い、花道での攻防も含め、厚みを作り出す。ディオナのストロングなスタイルとハードコアが余り融和できなかった所は否めないものの、地力で何とか形にしたという印象。この翌週のインパクトでは抗争継続の雰囲気はあったので、決着戦ではなさそう。それなら繋ぎとしては及第点。平均的良試合。
評価:***1/4

Impact Wrestling世界王座戦
リッチ・スワン(c)対サミ・キャラハン

昨年、長きに渡る抗争を繰り広げ、試合も好勝負を残したこのカード。スワンの軽快さ、サミの獰猛性を示しつつ、スワンが痛めた脚を、サミが集中攻撃。これで中盤まで進み、終盤ではそれぞれの得意技を中心に一進一退の攻防へ。かなりシンプルな構成になっているが、サミは変わらずの表現力の高さだが、スワンも、喜怒哀楽の魅せ方が実に上手く、それにパンチや各種蹴り技とリズムを生み出せる攻撃が相まって、確実な試合運びが出来ている。少し間違えば軽くなってしまう所を、上手く調整出来ているのが今のスワンの充実度の高さ。対するサミも上手くスワンを引き立てつつ、要所でパワフルさを見せる。派手な試合ではないものの、堅実な上手さが際立つ激戦。

好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

全体評価:7