P.O.R. Wrestling 

Hardcore Grand Prix 9/30/2020
GCWに時たま出場しては、シュラックによく似たシュラコに、

ボコボコにされているJJエスコバーことJJアリン率いるデスマッチ・スタント集団P.O.Rが、

デスマッチトーナメントを開催。

1回戦-フェイタル・5ウェイ
ジョン・ウェイン・マードック対リード・ベントリー対サトゥ対Akira対カサノヴァ・ヴァレンタイン

バックヤード・スタント・レスラー達に本業のデスマッチレスラーの実力を見せていく試合。スポットの危険度はPORの試合の方が上かもしれないが、危険度は少し抑えてでも、デスマッチとして成立させていく腕は当然比べるまでもない。ウィードワッカーに電動ドリルにロケット花火と普段余り出来ない凶器を投入しながらも、リジェクツの3人中心に、多人数戦でも濃度が薄まらないのは見事。好調ICW勢が、キャリアやスキルの差を誇示した内容となった。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

決勝(ライトチューブ・ログ・キャビンズ・デスマッチ)
JJエスコバー対ジョン・ウェイン・マードック

5つの蛍光灯櫓の内、3つを先に叩きつけた方が勝ち。JJは手下を介入させていくものの、相手はデスマッチ界のトップであるマードック。手下含めて難なく蹴散らされて窮地に。マードックのコントロールが効いているので、試合がスポット偏重になっても崩れないのは良く、それでこそマードックを招聘した意味がある。それでも数の差には勝てず、更に車に装着した蛍光灯攻撃という文字にしたらさっぱり意味不明な狂ったP.O.Rらしい攻撃で追い込んでいく。しかしマードックにも援軍が登場。リジェクツの相方ベントリーが助太刀に現れると、最後は巨大ラダーから有刺鉄線トランポリン&大量の蛍光灯トラップへJJを叩き落としド派手なフィニッシュ。終わり良ければ全てよし。今年のデスマッチ界MVP最有力候補のマードックにやっと今年初めての勲章が付いた事は良く、P.O.Rらしい散り様で団体のボスJJにも箔がついたのも良かった。中々良い試合。
評価:***1/2

全体評価:7+