Lucha Libre Vanguardia 10/3/2019
ロス・マジソス(シクロペ&ミエド・エクストレモ)対クレイジー・キング&ルナティック・フライ対アエロボーイ&ビオレント・ジャック
包丁ボードフォークボード竹串ボードに蛍光灯。大量の凶器を使う大乱戦ではあるものの、日本育ちのレスラーが過半数を占めていることもあり、凶器なしの攻防も抜かり無く行い、凶器を使うシーンも只荒さだけで押すのではなく、スポットの重みを残す形をしているのは、日本での経験値が生きている。デスマッチシーンではトップのレスラー揃いなので、安心して見ていられて、なおかつ凄みがある。多人数いる事で、例えば高所ダイブスポットがあったとしても、攻防が途切れないのも良い。フィニッシュのレフェリーのカウントがメヒコ・マットらしいダルダルだったのがマイナスではあるものの、親分ジャックとスーパースターとなったノマダスの2人の登場に色を添える熱戦。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

RIOT Wrestling Alliance 

Tonto Evento Sorpresa III 2/1/2020
メキサブラッド(バンディード&フラミータ)対ラティゴ&アーレズ
日本でもそしてアメリカでもスターとなったメキサブラッドが、タッグとしてメキシコに帰還とあって、ラティゴとアーレスは気合が入りまくり。メキサブラッドの2人のお株を奪う様な連携技とクレイジーなハイフライングを見せ、その気合を示す。それでいて、メキサブラッドらしくルチャでありながら、メリハリも効いている強みもあり、スピードに乗った時の爽快感と落とす時のクオリティの落差が少ない。最後は貫禄を見せたメキサブラッドだが、この2人を喰ってしまう位にラティゴ&アーレスが見事な働きを見せて、単なるゲストマッチにさせなかった好勝負。
評価:****

Zona 23 – Sin Respeto 8/9/2020
サディーク・メイデン対ゲレーラ・ネグラ
 

竹串を額に突き刺した相手の顔面にキック、蛍光灯の使い方も勢い良く。女子だからといって過激度が下がらないのがzonaクオリティ。
さあこれから上げて行こうという時に、唐突な幕切れ。恐らくフィニッシュとなったレッグドロップにより、ゲレーラがノックダウン。レフェリーがチェックしても動かない所を見ると、アクシデント感は強い。それよりも凄かったのは、難癖をつけた客に蛍光灯攻撃を見舞ったサディーク。やられる方もやる方も本当にやるかというzonaのクレイジーさを物語るシーンであった。平均より上。
評価:***