ZONA 23 La Guerra Comienza 20/3/15
日本では既にコロナ禍におかれており、プロレスも無観客のみの開催、

世間では自粛モードが進んでいた中、

メキシコでは密も密の環境下で行われている普段通りの大会。

サディーク・メイデン対ゲレーラ・ネグラ
オープニングは女子選手対決。

オープニングだからとか抑えてやろうとか一切考える事はなく、

メイデンがネグラを蛍光灯でしばき上げるのが中心。

メイデンの攻めは、テンポも良く流血量もあり、レスリングスキルはさておき、

デスマッチとしての流れは、蛍光灯ありきではあるものの良好。

そこらへんの男子選手よりも激しいことをやっているのが凄い。

中々良い試合。
評価:***1/2

アエロボーイ対シクロペ
新旧ビオレント・ジャックの相棒対決。

メインは蛍光灯攻撃と破天荒な軽量級ムーブのミックス。

観客の前で、蛍光灯で殴り合い、

観客に蛍光灯攻撃を見舞うというまさに出血大サービス。

日本では絶対に有り得ないシーン。
終盤までは安定したものの、中々良い試合程度だったが、

トラックの上に積まれた廃車からのスワントーン自爆

(下は同じく廃車のボンネット!)

というとてつもないクレイジー・スポットから空気は一変。

壮絶な自爆をカウント2で返したアエロボーイ。そこからギアチェンジ。

クライマックスは、蛍光灯束への投げ技連発によるニアフォール合戦で盛り上げ切った。

ここまでやるか!これぞZONA 23というものを見せてくれた一戦。
まさかここから毎試合、

廃車を使った高所落下が、続くとはさすがに思わなかったが...
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

ZONA 23 Extremo王座戦
ミエド・エクストレモ(c)対フライ・スター

この前の試合と同じ様な、蛍光灯&軽量級ムーブが中心。

テンポは良く、ミエドの重厚感ある攻めも良いが、

前の試合と内容が被っており、

廃車を使った高所落下をインパクト十分だがモロ被り。

火炎トラップを使うシーンや蛍光灯束で盛り上げるものの、

この2人なら少し異なったアクセントは効かせる事ができたとは思うので惜しい。

ミエドが終始余裕を保ったまま振り切った試合。

まあまあ良い試合。
評価:***1/2

マシュー・ジャスティス対デモレドール
ジャスティスが遂にZONA 23に降臨。
蛍光灯も使うデスマッチモードではあるが、

ZONA 23側がゲストであるジャスティスに差し向けた刺客が微妙。

あんこ型の巨漢だが、攻守に渡って何か秀でたものを感じ取る事は出来ず。

蛍光灯に竹串、大量の椅子、

そして積み上げられた車からの投げ(ガラスボード付き!)

そこからのダイブはあったものの、

この前の2試合で既にやってしまっているので、

既視感満載でインパクトを作り出せず。

ジャスティスは格上感を出せていたが、ネタ被りは辛かった。

まさか高所ダイブでネタ被るとは思わなかった。平均より上。
評価:***

全体評価:7.5