Pro Wrestling SOUL SOUL 8:
Take A Look At Me Now 19/12/29
Pro Wrestling SOULメンズ王者決定トーナメント決勝戦
スコッティ・デイヴィス対コナー・ミルズ
インディーの若手らしいハードかつ独創的なムーブを中心に、
アスリート性も打ち出した試合。先にブレイクを遂げているスコッティが、リードする形。
リード自体は、適切ではあるものの、アスリート感が強すぎて少し淡白に映る面も。
ミルズはまとまっている上、どインディーとしてはムーブも多彩で身体能力も一定以上ある。
しかし精度は低く、まだ個性も見出せていない。
タッグなら隠れる粗もシングルでトップ王座なら流石に隠し切れない。
バーニング・ハンマーからのトーチャー・ラック式ストーム・ブレイカーも良い技だが、
見せ方も精度もまだまだ。ミルズの素養は感じたものの、
まだ内容的にはスコッティの方が上。中々良い試合。
評価:***1/2
Beyond Wrestling
Heavy Lies The Crown 2018 18/12/31
Powerbomb.tv Independent王座戦
トレイシー・ウィリアムス(c)対オレンジ・キャシディ
序盤はキャシディの無気力シークエンスで盛り上げた後、
中盤はトレイシーが圧倒。いつになく厳しさを打ち出し、
まるで同じ軍団にいて、タッグを組んでいたかのような特別感を打ち出す。
キャシディの反撃の目を摘み続け、この試合はただの試合ではないと印象付けた後、
終盤ではキャシディも大技を繰り出し反撃。一進一退とニアフォールの攻防で盛り上げ
、キャシディがまさかの王座戴冠という大サプライズでフィニッシュという三段構成。
キャシディが只の色物に留まらない才気を持つ選手と思わせた最初の試合。
好勝負。
評価:****
Kamikaze Pro Relentless Rules 2 19/5/31
フォールズ・カウント・エニウェア
ジョーイ・ジャネラ対チャンタル・ジョーダン
奇才ジャネラが、UKの若手女子選手を相手にエニウェア戦。
当然ジャネラの独壇場。仕込みでも何でもない市民バスに乗り込んだり、
普通に停車している廃車でもない乗用車のボンネットで、
パイルドライバーをしたりとやりたい放題。
ジョーイ・ジャネラのぶっ飛び具合が際立つ展開。
会場内に戻っても、ジャネラの猛攻は続くものの、ジョーダンも攻守に渡り健闘。
実力差や経験差は否めないものの、耐えながら立ち向かって行く様は、
スタットランダー戦を少し彷彿とさせた。
ジャネラ劇場の中に咲いた一輪の花も咲き誇っていた。
思わぬ良試合。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
MLW Fusion #104 20/4/5
ダグラス・ジェームス対セプティモ・ドラゴン
10分にも満たない短時間の中に、切れ味鋭いアクションを詰め込んだ試合。
軽量級の華やかさとフルスピードの飛び技、打撃のキレも投げの激しさもあり、
尋常じゃない気合が、体に乗り移ったエネルギーの爆発の連鎖。
充実感の高いアクション。中々良い試合。
評価:***1/2
ルーザー・リーブスMLW-エンプティ・アリーナマッチ
マンス・ワーナー対MJF
時間は短く普通の乱戦だが、MJFが試合中にスマホでタクシーを呼んで逃げようとするも、
椅子を投げられて未遂になるシーンは面白かった。
評価:**3/4