EVOLVE 124 19/3/16
ジョシュ・ブリッグズ対ARフォックス(w/ザ・スカルク)
ブリッグズが、アンストッパブルな破壊力を見せたこの試合。
彼の完全には引き出されていない怪物性が解き放たれた内容。
フォックスもこの様なフルスロットルな試合はお手の物。
余計な事考えず全力で突っ走る。
簡単な様で中々それが出来ないのがプロレス。
この試合は、ブリッグズのサイズと
実際の所作がピッタリと噛み合ったもの。
怪獣映画の様なスリル感が楽しめる。好勝負。
評価:****
EVOLVE 131
10th Anniversary Show 19/7/13
マット・リドル対ドリュー・グラック
かつてのキャッチ・ポイント同門対決とあって、
グラウンドからハードヒットと、
彼らに求めているシュートスタイル・プロレスを見事に実現してくれている。
熱量鋭さはインディ仕様、無駄の無さや全体の纏まりは、
WWE仕様と両方の良さを合わせているのも見事。
そしてリドルのセンスの高さはやはり怪物。
MMAとプロレスのミックスをここまで高いレベルで行えるのは彼だけ。
リドルの凄さを再確認出来る試合でもある。
好勝負。
評価:****
EVOLVE 141 19/12/6
ウォルター対ティモシー・サッチャー
通常ルールでは久しぶりの激突。
堅いレスリングから厳しい打撃と求められている見せ場は作り
、テンポ良くコンパクトに試合を展開。
それだけ見れば無駄のない良い試合ではあるが、
これだけやってれば満足しますよね?という演者の意図が見える内容。
象ってはいても、パッションはない。それに尽きる試合。もうこのカードは、
WWEでしか本気が観られないカードになってしまったか。
まあまあ良い試合。
評価:***1/2
EVOLVE 146 20/3/1
ジョシュ・ブリッグズ対ARフォックス(w/ザ・スカルク)
ブリッグスは現EVOLVE王者ではあるが、この試合はノンタイトル戦。
昨年の再戦。序盤こそスカして見せる行動が多く、
メインなのに緩いなと感じたが、徐々にギアチェンジ。
変にブレーキを効かせない破天荒な攻防は健在。
フォックスの加速力が、
ブリッグズのスイッチを入れ、次第にハードに。
前回とは異なり、ダメージ表現を強くして、
メインらしさを醸し出している為、ぶっ飛び度は抑えられているものの、
その分ビッグダイブやエプロンへの雪崩式チョークスラムという
狂ったスポットもあり、この組み合わせの持ち味は十分表現出来ている。
フィニッシュが、綺麗なものではなかったが、
何とか理解出来るレベルでは収まっているので、
ギリギリ踏み止まった格好。
対WWE勢とやる時よりも熱量が明らかに違うのが面白い。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4